AIツール活用

Nano Banana 2.1とは?料金半額は1K・2Kだけ!使い方と比較も解説

中島大介(なかじ)読了時間 約93分
Nano Banana 2.1の料金と使い方、3つのモデルの比較を解説する記事のアイキャッチ

Googleが2026年10月6日、画像の出力料金を前のモデルの半額に下げた画像生成・編集モデル「Nano Banana 2.1」を公開しました。Googleの評価では、上位モデルのNano Banana Proを10項目すべてで上回っています。Gemini APIのリリースノート

ただし、半額になったのは1Kと2Kの画像の出力だけで、入力の料金は3倍に上がりました。4Kの料金とNano Banana 2の停止日は、発表直後の記事と2026年10月8日時点の公式ページで数字が食い違ったままです。仕事で使うかを決める前に、公式の現在の表記で料金と使える場所を確かめる作業が欠かせません。この記事では、Nano Banana 2.1の変更点・料金・使い方と、Nano Banana 2・GPT Image 2.5・Nano Banana Proとの違いを解説します。編集部が3つのモデルに同じ指示を送って画像を比べた結果も掲載しました。

記事を読めば、自分の使い方でNano Banana 2.1が安くなるかと、どこから試せるかを判断できます。Geminiアプリで使えるのは有料のGoogle AIプランの契約者で、無料の利用者はNano Banana 2のままです。

Nano Banana 2.1とは?Googleが2026年10月6日に公開した画像生成・編集モデル

Nano Banana 2.1(ナノバナナ2.1)は、文章の指示から画像を作り、できた画像を会話で直せるGoogleの画像モデルです。Nano Banana 2.1の基本は、以下の3つに分けて確認します。

  • 2026年10月6日に発表と同時に一般提供が始まった
  • 土台はGemini 3.6 Flashでモデル名の付け方が変わった
  • Nano Bananaシリーズでは効率重視の主力に位置づけられる

2026年10月6日に発表と同時に一般提供が始まった

Nano Banana 2.1は、Googleが2026年10月6日(米国時間)に発表した画像生成・編集モデルです。試験的に提供するプレビューの期間を置かず、発表と同じ日に一般提供(GA)が始まりました。一般提供は、正式版として契約して使える状態を指します。Gemini APIのリリースノート

発表の場は、Xの公式アカウントの投稿と開発者向けドキュメントの更新でした。Googleの公式ブログには、2026年10月8日時点でNano Banana 2.1の記事が見当たりません。Googleの最初の投稿は協定世界時の10月6日16時で、日本時間では10月7日の午前1時にあたります。Googleの発表(X)

Nano Banana 2.1の基本情報は、以下の表のとおりです。

項目内容
製品名Nano Banana 2.1(Gemini APIのドキュメントではGemini Nano Banana 2.1)
モデルIDgemini-nano-banana-2.1
発表日と提供開始日2026年10月6日(米国時間)
提供の段階一般提供(プレビューの期間なし)
土台のモデルGemini 3.6 Flash
前のモデルNano Banana 2(Gemini 3.1 Flash Image)

モデルIDは、APIからモデルを呼び出すときに指定する名前です。APIは、外部のアプリやプログラムからAIの機能を利用する仕組みを指します。

土台はGemini 3.6 Flashでモデル名の付け方が変わった

Nano Banana 2.1の土台は、Googleの言語モデルGemini 3.6 Flashです。モデルカードには、Nano Banana 2.1がGemini 3シリーズの一員だと書かれています。モデルカードは、AIモデルの仕様・評価・限界を開発元がまとめた文書です。Nano Banana 2.1のモデルカード

前のモデルのNano Banana 2は、正式名称がGemini 3.1 Flash Imageで、モデルIDもgemini-3.1-flash-imageでした。Nano Banana 2.1では「Geminiの版番号とFlash Image」の組み合わせをやめ、愛称のNano BananaがモデルIDに入っています。Gemini APIのモデルのページ

土台のGemini 3.6 Flashの知識の期限は2026年3月で、分野によっては2025年1月までにとどまるとモデルカードに書かれています。編集部が2026年10月8日に見たGoogle AI Studioのモデルの一覧では、Nano Banana 2.1の知識の期限は2025年1月と表示されていました。最近の出来事や新しい製品を描かせるときは、内容が古くないかを確かめてから使いましょう。

Googleの言語モデルでは、2026年9月30日に新しい世代の最上位モデルGemini 4 Argonも発表されています。

Gemini 4 Argonとは?性能・料金・いつ使えるかと他の5モデルとの違い

Nano Bananaシリーズでは効率重視の主力に位置づけられる

Nano Banana 2.1は、Nano Banana 2の更新版で、上位モデルのNano Banana Proに対する「効率のよい側」のモデルです。Gemini APIの画像生成ガイドは、Nano Banana 2.1を画像の生成と会話での編集の主力に位置づけています。Gemini APIの画像生成ガイド

2026年10月8日時点のNano Bananaシリーズは、以下の表のとおりです。

モデルモデルID公式の位置づけ
Nano Banana Progemini-3-pro-image最も複雑な制作向けの上位モデル
Nano Banana 2.1gemini-nano-banana-2.1効率重視の主力モデル
Nano Banana 2gemini-3.1-flash-image前の世代。新しい開発にはNano Banana 2.1を推奨
Nano Banana 2 Litegemini-3.1-flash-lite-image最も速く最も安いモデル
Nano Bananagemini-2.5-flash-image旧世代。移行先はNano Banana 2 Lite

Nano Banana 2 Liteは、複数の参照画像を使う制作や、何度も続ける編集には向きません。Gemini APIの画像生成ガイドは、文字の多いロゴなどの仕事用の素材に今もNano Banana Proを勧めています。

Nano Banana 2.1で変わった5つの点

Nano Banana 2.1は、これまでのNano Bananaのモデルを全体に上回るモデルとして発表されました。Nano Banana 2から変わった主な点は、以下の5つです。

  • ビジュアルデザイン・マスクを使った編集・被写体の一貫性が伸びた
  • 文字の描画と図解のレイアウトの精度が上がった
  • 参照画像は最大14枚で人物4人・物体10個まで一貫性を保てる
  • 解像度は1K・2K・4Kで512pxは選べなくなった
  • Thinkingは3段階になり既定はmediumになった

ビジュアルデザイン・マスクを使った編集・被写体の一貫性が伸びた

Googleが発表で前面に出した改善点は、ビジュアルデザイン・マスクを使った編集・被写体の一貫性の3つです。より自然に見える画像になった点も、あわせて挙げられています。Google DeepMindの製品ページ

マスクは、画像の中で直したい範囲を指定する方法です。Gemini APIでは、塗りつぶした画像を渡す方式ではなく「看板の文字だけを変える」のように会話で編集の範囲を伝えます。モデルカードの評価には、画像の上に手描きで印や線を入れて指示する編集も含まれています。Gemini APIの画像生成ガイド

Geminiアプリの画面でマスクをどう指定するかは、2026年10月8日時点の公式ヘルプに記載がありません。編集部が同じ日に見たGeminiアプリでは、生成した画像を全画面で開くと「スケッチ」と「テキスト」の編集の道具が並んでいました。

被写体の一貫性は、同じ人物や商品を別の場面に描いても見た目が変わらない性質を指します。何度も編集を続けたときの人物の一貫性と、指示への忠実さも改善点に挙がっています。Gemini APIのモデルのページ

文字の描画と図解のレイアウトの精度が上がった

Nano Banana 2.1では、画像の中の文字の描画と、図解(インフォグラフィック)のレイアウトの正確さが改善されました。極端に横長・縦長の画像で継ぎ目が目立つ不具合も直っています。対象は、2Kと4Kの1:4・4:1・1:8・8:1の縦横比です。Gemini APIのモデルのページ

Google検索と画像検索の結果を踏まえて描く機能にも対応しています。検索結果を根拠にして生成する仕組みは、グラウンディングと呼ばれます。

文字と図解が完全に正確になったわけではありません。Googleの自動評価では、図解の事実の正確さの点数がNano Banana 2の0.179から0.521に上がりました。点数の満点と採点方法は公表されていないため、図解に入れた数値や固有名詞は、公開前に人が原稿と照合する必要があります。Nano Banana 2.1のモデルカード

参照画像は最大14枚で人物4人・物体10個まで一貫性を保てる

参照画像は「この人物で」「この商品で」と見本として渡す画像です。Nano Banana 2.1は、1回の指示で最大14枚の参照画像を組み合わせられます。一貫性を保てる数は、人物が4人まで、物体が10個までです。Gemini APIのモデルのページ

参照画像の枚数の上限は、Nano Banana 2と変わっていません。変わったのは複数の人物を描いたときの一貫性の評価で、Googleの評価ではNano Banana 2より128点高い点数が付きました。

人物の数は、公式ページによって表記が違います。Gemini APIのモデルのページと画像生成ガイドは「人物4人・物体10個」ですが、Google DeepMindの製品ページには「5人・14個」の表記があります。5人・14個は、2026年2月のNano Banana 2の発表記事と同じ数字です。制作の計画は、開発者向けドキュメントの4人・10個で立てるのが安全です。Google DeepMindの製品ページ

解像度は1K・2K・4Kで512pxは選べなくなった

Nano Banana 2.1の出力の解像度は1K・2K・4Kの3種類で、既定は1Kです。正方形の大きさは、1Kが1024×1024px・2Kが2048×2048px・4Kが4096×4096pxです。Gemini APIの料金ページ

Nano Banana 2で選べた512px(0.5K)は、Nano Banana 2.1では使えません。小さい画像を大量に作っていた場合は、最も小さい選択肢が1Kに変わります。Gemini APIの画像生成ガイド

縦横比は、1:1・3:2・2:3・3:4・4:3・4:5・5:4・9:16・16:9・21:9・9:21・1:4・4:1・1:8・8:1の15種類から選べます。Google Cloudのドキュメント

Thinkingは3段階になり既定はmediumになった

Thinkingは、画像を描く前にモデルが構図や内容を考える機能です。Nano Banana 2.1ではminimal・medium・highの3段階から選べ、既定はmediumです。Nano Banana 2はminimalとhighの2段階で、既定はminimalでした。Gemini APIの画像生成ガイド

Thinkingの段階は、品質と待ち時間の釣り合いを決める設定です。Gemini APIではThinkingをオフにできず、Thinkingで使ったトークンにも料金がかかります。トークンは、AIが文章や画像を処理するときの量の単位です。

1枚の画像でThinkingが何トークンを使うかは公表されていません。生成にかかる秒数などの速度の数値も、2026年10月8日時点で公式には示されていない項目です。モデルカードには、動作が遅くなったり時間切れになったりする場合があると書かれています。

Nano Banana 2.1の料金と「半額」の中身

Nano Banana 2.1の料金は、Gemini APIから使う場合の従量課金と、Geminiアプリで使う場合の月額のプランに分かれます。「前のモデルの半額」と紹介されることが多いモデルですが、半額になったのは料金の一部です。料金は、以下の5つに分けて確認します。

  • APIの画像1枚の料金は1Kが0.0336ドル・2Kが0.0504ドル・4Kが0.113ドル
  • 半額になったのは1Kと2Kの画像の出力だけ
  • 入力は3倍・テキストの出力は2.5倍に上がった
  • 発表直後の記事には4Kの料金に別の数字が残っている
  • Geminiアプリで使う場合は月額のGoogle AIプランが必要

APIの画像1枚の料金は1Kが0.0336ドル・2Kが0.0504ドル・4Kが0.113ドル

Gemini APIでのNano Banana 2.1の料金は、2026年10月8日時点で以下の表のとおりです。金額は米ドルで、公式の料金ページの表記に合わせています。

項目標準バッチ
入力(テキスト・画像・動画。100万トークンあたり)1.50ドル0.75ドル
出力(テキストとThinking。100万トークンあたり)7.50ドル3.75ドル
出力(画像。100万トークンあたり)30.00ドル15.00ドル
1Kの画像1枚(1,120トークン)0.0336ドル0.0168ドル
2Kの画像1枚(1,680トークン)0.0504ドル0.0252ドル
4Kの画像1枚(3,780トークン)0.113ドル0.0567ドル

バッチは、急がない依頼をまとめて送り、24時間以内に結果を受け取る代わりに料金が半額になる方式です。Gemini APIの料金ページ

仮に1ドル150円で計算すると、標準の料金は1Kが約5円・2Kが約8円・4Kが約17円です。実際の請求額は為替で変わります。

Gemini APIの画像モデルに無料枠はありません。料金ページのNano Banana 2.1の欄は、無料枠がすべて「Not available」(利用不可)の表示です。

Google検索のグラウンディングは、有料枠で月5,000件まで無料で、超えた分は1,000件あたり14ドルかかります。5,000件の枠は、Gemini 3系のモデル全体で共有されます。

半額になったのは1Kと2Kの画像の出力だけ

Nano Banana 2と比べて半額になったのは、画像の出力のトークン単価です。100万トークンあたり60ドルから30ドルに下がりました。「半額」はGoogleの発表の文面で確認できた言葉ではなく、料金表の比較から導いた表現にあたります。

1枚あたりの料金を解像度ごとに比べると、以下の表のとおりです(標準の料金)。

解像度Nano Banana 2Nano Banana 2.1差
512px(0.5K)0.045ドル(747トークン)選べない比べられない
1K0.067ドル(1,120トークン)0.0336ドル(1,120トークン)約50%安い
2K0.101ドル(1,680トークン)0.0504ドル(1,680トークン)約50%安い
4K0.151ドル(2,520トークン)0.113ドル(3,780トークン)約25%安い

1Kと2Kは、1枚に使うトークン数が変わらないため半額です。4Kは、1枚に使うトークン数が2,520から3,780へ1.5倍に増えました。単価が半分になってもトークン数が増えたため、4Kの値下がりは約25%にとどまります。

4Kの画像を中心に作る場合に「半額」を前提に予算を組むと、実際の費用が見積もりを上回ります。Gemini APIの料金ページ

入力は3倍・テキストの出力は2.5倍に上がった

画像の出力が値下げされた一方で、入力とテキストの出力の単価は上がりました。Nano Banana 2と比べた単価は、以下の表のとおりです(100万トークンあたり・標準の料金)。

項目Nano Banana 2Nano Banana 2.1変化
入力0.50ドル1.50ドル3倍
出力(テキストとThinking)3ドル7.50ドル2.5倍
出力(画像)60ドル30ドル半額

入力には、指示文に加えて参照画像も含まれます。Nano Banana 2.1では入力する画像1枚が1,120トークンで、標準の単価で計算すると1枚あたり約0.0017ドルです。参照画像を上限の14枚まで入れると入力だけで約0.0235ドルになり、1Kの画像1枚の出力料金の約7割にあたります。Google Cloudのドキュメント

Thinkingのトークンにかかるのは、値上げされた「テキストとThinkingの出力」の単価です。参照画像を多く使う編集や、Thinkingをhighにする使い方では、1枚あたりの総額の下がり方が半分より小さくなります。

Thinkingで使うトークン数は公表されていません。総額は、普段の依頼を数件試して利用量を記録すると確かめられます。編集部が1Kの画像を8枚作った試験では、Thinkingが1枚あたり221〜1,144トークン、テキストの出力が353〜1,092トークン加わりました。1枚の計算値は0.039〜0.051ドルで、料金表の0.0336ドルより16〜50%高い金額です。計算のもとにしたトークン数と注意点は、試験の章にまとめています。

発表直後の記事には4Kの料金に別の数字が残っている

2026年10月8日時点の公式の料金ページでは、Nano Banana 2.1の4Kの画像は1枚0.113ドルです。発表直後に出た記事の中には、4Kを1枚0.0756ドルと書いたものが残っています。

0.0756ドルは、4Kの画像を2,520トークンとして計算した金額です。2,520トークンはNano Banana 2の4Kと同じ数で、30ドル×2,520÷100万で0.0756ドルになります。現在の料金ページは4Kを3,780トークンとしていて、0.0756の数字は載っていません。

報道では、発表当日の料金ページは4Kを2,520トークンとしていて、後から3,780トークンに書き換えられたと伝えられています。Googleによる訂正の告知は、2026年10月8日時点で見つかっていません。料金を調べるときは、記事の数字ではなく公式の料金ページの現在の表記を見てください。Gemini APIの料金ページ

Geminiアプリで使う場合は月額のGoogle AIプランが必要

GeminiアプリでNano Banana 2.1を使うには、有料のGoogle AIプランの契約が必要です。Geminiアプリでは1枚ごとの料金はかからず、プランごとの上限まで画像を作れます。日本でのGoogle AIプランの月額は、以下の表のとおりです(2026年10月8日時点)。

プラン月額Geminiアプリの画像モデル
プランなし(無料)0円Nano Banana 2
Google AI Plus725円Nano Banana 2.1
Google AI Pro2,900円Nano Banana 2.1
Google AI Ultra14,500円からNano Banana 2.1

Geminiアプリの月額のプランと、Gemini APIの従量課金は別の契約です。会話で画像を作るだけなら、APIの契約は必要ありません。Geminiのプランの案内

Google AI Pro以上のプランでは、Googleのアプリの作業を任せられるAIエージェントのGemini Sparkも使えます。

Gemini Sparkとは?できること・使い方・料金と日本での提供状況

Nano Banana 2.1はどこで使える?無料で使えるか

Nano Banana 2.1は、2026年10月6日からGoogleの複数の製品へ順次提供されています。順次提供のため、発表の日に全員が使えたわけではありません。使える場所と無料で使えるかは、以下の4つに分けて確認します。

  • Geminiアプリでは有料のGoogle AIプラン向けで無料はNano Banana 2のまま
  • Google AI StudioとGemini APIは有料の利用者向けで無料枠がない
  • Google検索のAIモード・Flow・Google Cloudなどにも順次提供される
  • 編集部のGoogle Workspaceのアカウントでは案内がNano Banana 2のままだった

Geminiアプリでは有料のGoogle AIプラン向けで無料はNano Banana 2のまま

Geminiアプリの画像生成のページは、Nano Banana 2を「無料」、Nano Banana 2.1を「Google AIプランで利用可」と表示しています。Google AI Plus・Pro・Ultraの契約者はNano Banana 2.1を使え、無料の利用者はNano Banana 2を使う形です。Geminiアプリの画像生成のページ

同じページの比較表にある2つのモデルの違いは、以下の表のとおりです。

項目Nano Banana 2Nano Banana 2.1
利用の条件無料Google AIプラン
人物の一貫性・文字の描画・写真の合成・細かい編集・2Kの解像度対応対応
世界の知識対応強化(図解の正確さ)
作れる枚数標準の上限有料プランの高い上限

保存できる解像度は、公開前から載っているヘルプではプランなしが1Kと書かれていて、ページの表と表記が合っていません。

有料プランの契約者は、生成した画像の三点メニューにある「Redo with Pro」(英語版のページの表記)から、Nano Banana Proで作り直せます。画像生成は、Geminiアプリを利用できるすべての国と言語が対象で、利用できるのは18歳以上です。

海外の記事には「Geminiアプリで無料で試せる」と書いたものもあります。公式のページの表記は、2026年10月8日時点で「Nano Banana 2.1はGoogle AIプラン」です。

1日に作れる枚数は、公式には枚数ではなく倍率で示されています。プランなしを標準として、Google AI Plusが2倍、Google AI Proが4倍の上限です。Google AI Ultraには、Google AI Proよりさらに高い上限が設定されています。上限は計算量にもとづいて決まり、週単位の上限に達するまで5時間ごとにリセットされます。Geminiアプリの利用上限のヘルプ

利用上限のヘルプと画像生成のヘルプは、2026年10月8日時点でNano Banana 2.1にまだ触れていません。上限の説明は、Nano Banana 2とNano Banana Proを前提にした内容のままです。

Google AI StudioとGemini APIは有料の利用者向けで無料枠がない

Google AI Studioは、Googleのモデルをブラウザーで試せる開発者向けの画面です。編集部が2026年10月8日に見たGoogle AI Studioのモデルの一覧では、Nano Banana 2.1に「Paid」(有料)の表示が付いていました。編集部の画面に表示された内容は、以下の表のとおりです。

表示名モデルID区分画像の出力の料金(1枚あたり)入力の料金(100万トークン)
Nano Banana 2.1(Newの表示あり)gemini-nano-banana-2.1Paid0.0336ドル1.50ドル
Nano Banana 2gemini-3.1-flash-imagePaid0.0672ドル0.50ドル

課金を設定していない編集部のアカウントでは、画像を試す画面(Playground)の中央に「Upgrade to unlock」の案内が出ました。Nano Banana 2.1もNano Banana 2も、課金を設定するまでは使えない状態です。課金を設定した後の画面は、編集部では確かめていません。

Gemini APIでも、Nano Banana 2.1は無料枠の対象外です。APIは、自社のサービスや業務の仕組みに画像生成を組み込む場合の入り口です。Gemini APIの料金ページ

Google検索のAIモード・Flow・Google Cloudなどにも順次提供される

Googleが発表で挙げたNano Banana 2.1の提供先は、以下の7つです。

  • Geminiアプリ
  • Google検索のAIモード
  • Google AI Studio
  • Flow
  • Stitch
  • Google広告
  • Gemini Enterprise Platform(Google Cloudのドキュメントでの表記はGemini Enterprise Agent Platform)

提供は2026年10月6日から順次始まりました。対象の国やプランは、発表の投稿には書かれていません。Googleの発表(X)

Google検索のAIモードでは、Googleアプリの検索ボックスの下にあるバナナのアイコンから画像を作り始めます。Flowでは2026年10月6日からNano Banana 2.1を選べ、Nano Banana ProとNano Banana 2 Liteも引き続き使えます。Google検索の担当者の投稿(X)、Flowの公式アカウントの投稿(X)

Google Cloudでの提供先は、Gemini Enterprise Agent Platformです。提供リージョンの欄にあるのはglobalだけで、東京のリージョンは書かれていない状態です。Google Cloudのドキュメント

StitchとGoogle広告での使われ方は、2026年10月8日時点で公式の記載を確認できていません。日本のGoogle検索のAIモードがNano Banana 2.1に切り替わっているかも未確認です。

編集部のGoogle Workspaceのアカウントでは案内がNano Banana 2のままだった

編集部は2026年10月8日の朝、Google WorkspaceのアカウントでGeminiアプリを開きました。Google Workspaceは、会社や学校が契約するGoogleのサービスです。左のメニューの「画像」を開くと、最初に「画像を生成する/Nano Banana 2を利用できます」の案内が表示されました。

Nano Banana 2.1の名前は、画面のどこにも出ていません。画像の作成の画面の説明は「Nano Bananaを使用して作成します」で、版の数字は書かれていない状態でした。

Geminiアプリの画像生成のページがNano Banana 2.1の対象に挙げているのは、Google AI Plus・Pro・Ultraの契約者です。Google Workspaceのアカウントでの扱いは、同じページに書かれていません。

Geminiアプリの画面には、生成に使われたモデルの版が表示されませんでした。自分の画像がNano Banana 2.1で作られたかを画面だけで確かめる方法は、編集部では見つけられていません。会社のアカウントで評価を始めるときは、案内の表示がNano Banana 2.1に変わったかを先に見ておくと確実です。

Nano Banana 2.1の使い方

Nano Banana 2.1を使う入り口は、会話で作るGeminiアプリ・ブラウザーで試すGoogle AI Studio・プログラムから呼び出すGemini APIの3つです。プログラミングをしない方は、Geminiアプリから始められます。3つの使い方は、以下のとおりです。

  • Geminiアプリで画像を作って直す
  • Google AI Studioでモデルを選んで試す
  • Gemini APIから自社の仕組みに組み込む

Geminiアプリで画像を作って直す

Geminiアプリでは、作りたい画像を文章で伝えるだけで画像を生成できます。公式の案内と編集部が見た画面を合わせた流れは、以下のとおりです。

  1. Geminiアプリを開き、ツールのメニューから画像の作成を選ぶ(編集部の画面では左のメニューの「画像」)
  2. 入力欄の下で縦横比と思考モードを選ぶ
  3. 作りたい画像の内容・用途・入れたい文字を文章で入力して送る
  4. 生成された画像を見て、直したい点を会話で伝える

編集部の画面では、入力欄の下に「アスペクト比」と「思考モード」の選択が並んでいました。テンプレートから作り始める入り口も用意されています。

有料のGoogle AIプランでは、生成した画像の三点メニューから「Redo with Pro」を選ぶと、Nano Banana Proで作り直せます。保存できる解像度は、Google AIプランありが2K、なしが1Kです。2Kと1Kの区別は、Nano Banana 2.1の公開前から載っているヘルプの記載にもとづきます。Geminiアプリで4Kを選べる公式の記載は、2026年10月8日時点で見当たりません。Geminiアプリの画像生成のヘルプ

文字入りの画像を頼むときは、入れたい文字をかぎかっこで囲んで指定する方法がおすすめです。完成した画像の文字を、指定した文字と1字ずつ照合できます。

Google AI Studioでモデルを選んで試す

Google AI Studioでは、モデルの一覧からNano Banana 2.1を選んで画像を生成します。利用には課金の設定が必要で、流れは以下のとおりです。

  1. Google AI Studio(aistudio.google.com)をGoogleアカウントで開く
  2. モデルの一覧で「Nano Banana 2.1」を選ぶ
  3. 「Paid」の表示を確認し、課金を設定する
  4. Playgroundで指示文を入力して画像を生成する

編集部が画面で確かめたのは、手順2のモデルの一覧と「Paid」の表示までです。課金の設定と手順4は試していません。課金の設定は会社の支払いに関わるため、担当者に確認してから進めてください。

Google AI Studioの一覧では、モデルごとの料金と知識の期限も確認できます。Nano Banana 2.1の説明文は、事実の正確さ・見た目の忠実さ・何度も編集を続けたときの一貫性を高めたモデルだと紹介する内容でした。

Gemini APIから自社の仕組みに組み込む

Gemini APIでは、モデルIDにgemini-nano-banana-2.1を指定して画像を生成・編集します。開発者に依頼するときに伝えておきたい仕様は、以下の表のとおりです。

項目内容
モデルIDgemini-nano-banana-2.1
入力できるものテキスト・画像・動画・PDF
入力と出力の上限入力131,072トークン・出力32,768トークン
解像度1K・2K・4K(既定は1K)
Thinkingminimal・medium・high(既定はmedium。オフにはできない)
対応する機能画像生成・Google検索によるグラウンディング・Thinking・バッチ
対応しない機能キャッシュ・関数呼び出し・構造化出力・コード実行・ファイル検索など

入力の上限は、モデルカードでは最大100万トークンと書かれていて、APIのドキュメントの131,072トークンと数字が合いません。APIから使う場合は、APIのドキュメントの数字で設計するのが安全です。Gemini APIのモデルのページ

Nano Banana 2から切り替える場合は、モデルIDの変更だけで済まない点が2つあります。512pxの指定は使えなくなり、Thinkingの既定がminimalからmediumに変わります。Thinkingの段階を指定していない仕組みでは、切り替えた後の待ち時間とThinkingの利用量を確かめてください。

Google Cloud経由で使う場合は、出力のばらつきを調整するseedやtemperatureなどの値を指定するとエラーになります。Google Cloudのドキュメント

Nano Banana 2.1・Nano Banana 2・GPT Image 2.5の比較表

Nano Banana 2.1を、前のモデルのNano Banana 2と、OpenAIが2026年9月8日に公開したGPT Image 2.5と並べて比べます。3つのモデルの料金・解像度・参照画像・編集・透かし・使える場所は、以下の表のとおりです(2026年10月8日時点)。

項目Nano Banana 2.1Nano Banana 2GPT Image 2.5
提供元GoogleGoogleOpenAI
公開日2026年10月6日2026年2月26日(安定版は5月28日)2026年9月8日
APIのモデルIDgemini-nano-banana-2.1gemini-3.1-flash-imagegpt-image-2.5-sunburst・gpt-image-2.5-flare
画像の出力の単価(100万トークン)30ドル60ドル30ドル
入力の単価(100万トークン)1.50ドル0.50ドルテキスト5ドル・画像8ドル
1Kの画像1枚0.0336ドル0.067ドル品質設定で変わる(公式の固定額なし)
2Kの画像1枚0.0504ドル0.101ドル品質設定で変わる(公式の固定額なし)
4Kの画像1枚0.113ドル0.151ドル品質設定で変わる(公式の固定額なし)
解像度1K・2K・4K(4096×4096px)512px・1K・2K・4K(4096×4096px)最大3840×2160px(2560×1440px超は実験的)
縦横比15種類(1:8から8:1)15種類(1:8から8:1)1:3から3:1の範囲で自由
参照画像最大14枚(人物4人・物体10個)最大14枚(人物4人・物体10個)最大16枚
編集会話で範囲を指定。マスクや手描きの指示の評価あり会話で範囲を指定マスクの画像を渡す方式に対応
背景の透過公式の記載を確認できず公式の記載を確認できず対応(PNG・WebP)
透かしSynthID。Google CloudはC2PAに対応SynthIDとC2PAC2PAと目に見えない透かし
アプリでの利用Geminiアプリの有料のGoogle AIプランGeminiアプリの無料の利用者ChatGPTの無料プランを含む全プラン(2026年9月9日の確認)
APIの無料枠なしなしなし

同じ条件で比べられない項目があります。表を読むときの注意点は、以下のとおりです。

  • 1枚の料金: Googleの2つのモデルは解像度ごとにトークン数が決まり、公式が1枚の金額を示している。GPT Image 2.5は品質設定とサイズでトークン数が変わる
  • 解像度: Googleの4Kは4096×4096px、GPT Image 2.5の最大は横長の3840×2160pxで、同じ「4K」でも画素数が違う
  • 参照画像: GPT Image 2.5の16枚は編集の依頼1回に渡せる画像の数。Googleの14枚は一貫性を保って反映できるとされる枚数
  • 透かし: SynthIDは目に見えない電子透かし、C2PAは作成元や編集の履歴を記録する規格。目に見える透かしはGeminiアプリの話で、APIとは扱いが違う
  • アプリでの利用: ChatGPTとGeminiアプリの話で、APIはどのモデルも無料枠がない

3つのモデルの最新の料金は、それぞれの公式の料金ページで確認できます。Gemini APIの料金ページ、OpenAI APIの料金ページ

Nano Banana 2.1とNano Banana 2の違い

Nano Banana 2.1は、Nano Banana 2の更新版です。料金以外にも、切り替える前に知っておきたい違いがあります。Nano Banana 2との違いは、以下の3つです。

  • 土台のモデル・Thinking・解像度の仕様が違う
  • Googleの評価では比べた10項目すべてでNano Banana 2.1が上回った
  • 新しい制作はNano Banana 2.1が基本で費用は実際の利用量で確かめる

土台のモデル・Thinking・解像度の仕様が違う

Nano Banana 2.1とNano Banana 2の仕様の違いは、以下の表のとおりです。

項目Nano Banana 2Nano Banana 2.1
正式名称Gemini 3.1 Flash ImageGemini Nano Banana 2.1
土台のモデルGemini 3 FlashGemini 3.6 Flash
安定版の公開日2026年5月28日2026年10月6日
Thinkingminimal・high(既定はminimal)minimal・medium・high(既定はmedium)
解像度512px・1K・2K・4K1K・2K・4K
4Kの画像1枚のトークン数2,5203,780
参照画像最大14枚最大14枚
入力と出力の上限入力131,072トークン・出力32,768トークン入力131,072トークン・出力32,768トークン

参照画像の枚数、縦横比の種類、入力と出力の上限は変わっていません。変わったのは、土台のモデルとThinkingの段階、選べる解像度です。Gemini APIのNano Banana 2のページ

Nano Banana 2は、2026年2月26日にプレビュー版として発表され、5月28日に安定版になったモデルです。Nano Banana 2.1は、プレビューの期間を置かずに一般提供されました。Nano Banana 2の発表、Nano Banana 2のモデルカード

Googleの評価では比べた10項目すべてでNano Banana 2.1が上回った

Googleがモデルカードで公表した評価では、10項目すべてでNano Banana 2.1(Thinkingあり)がNano Banana 2を上回りました。主な項目の点数は、以下の表のとおりです。

評価項目Nano Banana 2Nano Banana 2.1(Thinkingあり)差
複数の人物の一貫性9781106128点
全般の編集938102688点
図解のデザイン961104887点
マスクや手描きによる編集965104984点
総合の好み990105060点
図解の事実の正確さ(自動評価の点数)0.1790.5210.342

最も差が開いたのは、複数の人物の一貫性です。同じ登場人物を何人も描く漫画や、複数の社員が出てくる資料の挿絵で効く改善にあたります。

評価はGoogleが自社で行ったもので、第三者の検証ではありません。点数は、2枚の画像を並べて人が選んだ結果から計算されています。Nano Banana 2.1のモデルカード

新しい制作はNano Banana 2.1が基本で費用は実際の利用量で確かめる

Gemini APIの画像生成ガイドは、新しい開発のすべてにNano Banana 2.1を使うよう勧めています。画像の出力だけを比べると、どの解像度でもNano Banana 2.1のほうが安くなりました。Nano Banana 2で最も安かった512pxの画像は1枚0.045ドルで、Nano Banana 2.1の1Kの0.0336ドルは512pxの料金を下回ります。Gemini APIの画像生成ガイド

費用が思ったほど下がらないのは、参照画像を多く入れる編集と、Thinkingをhighにする使い方です。入力は3倍、Thinkingの出力は2.5倍の単価に上がったことが理由です。

切り替える前に、普段の依頼を数件ずつ2つのモデルに出し、APIの応答に含まれる利用量を記録して比べましょう。画像の出来と1枚あたりの総額の両方を見ると、切り替えの判断がしやすくなります。

Geminiアプリでは、2つのモデルを自分で選び分ける必要がありません。無料の利用者にはNano Banana 2、Google AIプランの契約者にはNano Banana 2.1が使われます。

Nano Banana 2.1とGPT Image 2.5の違い

GPT Image 2.5は、OpenAIが2026年9月8日に公開した画像モデルで、ChatGPTではChatGPT Images 2.5の名前で提供されています。APIには、品質重視のSunburstと速度重視のFlareの2つがあります。Nano Banana 2.1との違いは、以下の5つです。

  • 料金は解像度で決まるNano Banana 2.1と品質設定で変わるGPT Image 2.5
  • 解像度と縦横比の決め方が違う
  • 編集の方法と参照画像・背景の透過の対応が違う
  • 無料で試せるのはChatGPTのGPT Image 2.5
  • LMArenaの順位はGPT Image 2.5が1位と2位でNano Banana 2.1は6位

料金は解像度で決まるNano Banana 2.1と品質設定で変わるGPT Image 2.5

画像の出力のトークン単価は、Nano Banana 2.1もGPT Image 2.5も100万トークンあたり30ドルで同額です。違うのは、1枚の画像に使うトークン数の決まり方です。

Nano Banana 2.1は解像度ごとにトークン数が固定で、1Kなら1枚0.0336ドルと公式が金額を示しています。GPT Image 2.5は品質設定(low・medium・high・xhigh・max)とサイズでトークン数が変わり、1枚の金額は公式の計算機で確かめる形です。GPT Image 2.5の中でも、モデルと品質設定によって1枚の料金は変わるとOpenAIのガイドに書かれています。OpenAIの画像生成ガイド

第三者の試算では、GPT Image 2.5の1024×1024pxの画像は出力だけでlowが約0.006ドル・highが約0.053ドル・maxが約0.211ドルです。約0.006ドルから約0.211ドルまでの値は料金計算ツールのトークン数にもとづく見積もりで、OpenAIの公式の数値とは別のものです。編集部の試験でも、Flareの1024×1024px・highは出力が1,756トークンで、計算値は約0.053ドルでした。lowからmaxまでで約35倍の幅があるため、GPT Image 2.5の料金は1つの金額で代表させられません。第三者による料金の試算

入力の単価は、GPT Image 2.5がテキスト5ドル・画像8ドル、Nano Banana 2.1がテキストと画像のどちらも1.50ドルです(100万トークンあたり)。GPT Image 2.5のSunburstとFlareはトークン単価が同額で、どちらのモデルもバッチの処理では半額になります。OpenAI APIの料金ページ

解像度と縦横比の決め方が違う

Nano Banana 2.1は、1K・2K・4Kの3段階と15種類の縦横比から選ぶ方式です。4Kは4096×4096pxで、1:8や8:1の極端に細長い画像も作れます。

GPT Image 2.5は、幅と高さを16の倍数で自由に指定する方式です。各辺は3,840pxまで、縦横比は1:3から3:1の範囲で、最大は3840×2160pxになります。2560×1440pxを超える出力は、実験的な扱いです。OpenAIの画像生成ガイド

同じ「4K」でも画素数が違います。Nano Banana 2.1の4Kは約1,678万画素、GPT Image 2.5の上限は約829万画素です。細長いバナーや大きく引き伸ばす画像にはNano Banana 2.1、決まった寸法に合わせる制作には幅と高さを数値で決められるGPT Image 2.5の方式が合います。

編集の方法と参照画像・背景の透過の対応が違う

編集まわりの仕様の違いは、以下の表のとおりです。

項目Nano Banana 2.1GPT Image 2.5
編集の範囲の指定会話で変更する箇所を伝える透明にした部分を編集の対象にするマスクの画像を渡せる
参照画像最大14枚(人物4人・物体10個)編集の依頼1回に最大16枚
背景の透過公式の記載を確認できず対応(PNGかWebPで出力)

GPT Image 2.5のマスクは編集の目安で、マスクの形どおりに編集される保証はありません。Nano Banana 2.1も、マスクや手描きの指示では指示の一部しか反映されない場合があるとモデルカードに書かれています。どちらのモデルでも、変えたくない部分が変わっていないかを編集の後に確かめる作業が欠かせません。OpenAIの画像の編集のリファレンス

アプリの画面に並ぶ編集の道具も違います。編集部が2026年10月8日に見た画面では、Geminiアプリの全画面の表示に「スケッチ」と「テキスト」がありました。ChatGPTの全画面の表示には「マークアップ」「コメント」「背景を削除」「消去」「サイズ変更」が並んでいました。

ロゴやアイコンの素材のように背景を透明にした画像が必要な場合は、公式に対応を明記しているGPT Image 2.5が候補です。

無料で試せるのはChatGPTのGPT Image 2.5

ChatGPT Images 2.5は、編集部が2026年9月9日に確認したOpenAIの公式ヘルプで、無料プランを含む全プランが対象とされていました。Nano Banana 2.1は、GeminiアプリではGoogle AIプランの契約者向けです。お金をかけずに新しいモデルを試したい場合は、ChatGPTのほうが入り口が広くなります。

OpenAIの公式ヘルプは、2026年10月8日の再確認では取得できませんでした。現在の無料プランの扱いは、ChatGPTの画面で確認してください。無料で作れる枚数は、OpenAIもGoogleも一律の数値を公表していません。

APIはどちらのモデルも無料枠がなく、使った分だけ料金がかかります。

GPT Image 2.5とは?料金・使い方・新機能とプロンプトを解説

LMArenaの順位はGPT Image 2.5が1位と2位でNano Banana 2.1は6位

LMArenaは、2つのモデルが作った画像を利用者が見比べて投票し、投票の結果から順位を付ける第三者のサイトです。Nano Banana 2.1とGPT Image 2.5が同じ表に並ぶ評価は、編集部が確認した範囲ではLMArenaだけでした。GoogleのモデルカードはGoogleのモデルどうしの比較で、OpenAIのモデルは出てきません。

LMArenaの順位とスコアは、以下の表のとおりです。画像生成の表は2026年10月7日、画像編集の表は2026年10月6日の日付で、どちらも2026年10月8日に取得しました。

モデル文章からの画像生成画像編集
GPT Image 2.5 Sunburst1位・14251位・1524
GPT Image 2.5 Flare2位・13982位・1481
Nano Banana 2.16位・13286位・1428
Nano Banana 2(検索連携つきの設定)11位・126214位・1387
Nano Banana Pro(2K)16位・124812位・1390

LMArenaの表を読むときの注意点は、以下の3つです。

  • GPT Image 2.5の2つのモデルとNano Banana 2.1は「暫定」の表示で、順位は今後動く
  • Nano Banana 2.1の投票数は画像生成で5,310票、画像編集で12,985票と少ない
  • 順位は人の好みの投票で決まり、文字の正確さや料金を測ったものではない

LMArenaの表は品質設定がそろっていないため、料金の比較と1対1では対応しません。LMArenaの画像生成の順位、LMArenaの画像編集の順位

同じ指示で3つのモデルに画像を作らせた結果

編集部は、Nano Banana 2.1・Nano Banana 2・GPT Image 2.5の3つのモデルに、APIから同じ指示文を1回ずつ送る試験を行いました。試験の条件は、以下の表のとおりです。

項目条件
Nano Banana 2.1モデルIDはgemini-nano-banana-2.1。解像度は1K、Thinkingは既定のまま
Nano Banana 2モデルIDはgemini-3.1-flash-image。解像度は1K、Thinkingは既定のまま
GPT Image 2.5モデルIDはgpt-image-2.5-flare。品質設定はhigh。大きさは16:9が1536×864px・正方形が1024×1024px・3:4が1024×1360px・4:3が1360×1024px
回数1つの試験につき各モデル1回。作り直しと修正はしていない
編集の試験の元画像編集部がGeminiアプリで作ったカフェのバナー画像を、3つのモデルに共通で渡した

Thinkingの既定は、Nano Banana 2.1がmedium、Nano Banana 2がminimalです。既定のままの試験なので、2つのモデルのThinkingの段階はそろっていません。GPT Image 2.5は速度重視のFlareで、品質重視のSunburstは対象外です。GPT Image 2.5の画像は、正方形のほかはGoogleの2つのモデルより画素が2〜3割多い設定になりました。

8件の結果を先にまとめると、以下の表のとおりです。

試験Nano Banana 2.1Nano Banana 2GPT Image 2.5
日本語のバナー文字は指定どおり。飾りの絵を足した文字は指定どおり文字は指定どおり。位置は中央でなく左寄り。もみじの絵と飾りの線を足した。背景に指定にない文字の一部
日本語の図解文字は指定どおり。アイコンに文字を足した文字は指定どおり。余計な文字なし文字は指定どおり。アイコンに文字を足した
メニュー表品名と価格は正確。注意書きの句点が1つ見当たらない。点線と飾り枠を足した文字はすべて指定どおり。飾りなし文字はすべて指定どおり。見出しに小枝の絵を足した
人物の写真指示どおり食パンは2本。帽子と背景の人物を足した指示どおり
商品写真のラベル3行とも指定どおり3行とも指定どおり3行とも指定どおり。文字はガラスに直接印刷
4コマ漫画せりふの一部が重複。指定にない文字が1か所せりふは指定どおり。指定にない文字が少なくとも6か所せりふは指定どおり。指定にない文字が1か所
文字だけを直す編集見て分かる違いは数字だけ見て分かる違いは数字だけ数字は変わり、画面全体に細かな違いが出た
物だけを差し替える編集カップとまわりだけが変わったカップとまわりだけが変わったカップは変わり、画面全体に細かな違いが出た

日本語の文字の正確さは、3つのモデルでほとんど差が出ませんでした。差が出たのは、指定していない飾りや文字を足すかどうかと、編集で直していない部分の残り方です。今回のバナーとメニュー表では、Nano Banana 2.1とGPT Image 2.5が飾りの絵や線を足し、Nano Banana 2は足しませんでした。

1枚あたりの料金と生成にかかった時間は、以下の表のとおりです。料金は、APIの応答の合計の欄にあるトークン数に公式の単価を掛けた計算値です。実際の請求額は、編集部では確かめていません。

モデル1枚の料金(計算値)8枚の合計(計算値)生成にかかった時間
Nano Banana 2.10.039〜0.051ドル約0.35ドル14.3〜29.1秒
Nano Banana 20.068〜0.069ドル約0.55ドル10.9〜15.5秒
GPT Image 2.5(Flare・high)0.033〜0.053ドル約0.34ドル14.0〜25.8秒

Nano Banana 2.1の画像のトークン数は8枚とも1,120で、料金表の0.0336ドルにあたります。Thinkingが221〜1,144トークン、テキストの出力が353〜1,092トークン加わり、1枚の計算値は料金表の金額より16〜50%高くなりました。テキストの出力は、画像と一緒に返る説明の文などにあたります。Nano Banana 2はThinkingのトークンが8枚とも0で、1枚の計算値は料金表の0.067ドルとほぼ同じです。8枚の合計で比べると、Nano Banana 2.1はNano Banana 2より約36%安く、半額には届きませんでした。

Nano Banana 2.1の応答には、内部の処理ごとのトークン数の内訳も入っていました。メニュー表の試験では処理が3回分あり、内訳を足したThinkingは1,733トークンで、合計の欄の970トークンを上回ります。Gemini APIの画像生成ガイドは、仕上げの前に最大2枚の途中の画像を作り、途中の画像には料金がかからないと書いています。内訳にあるThinkingが請求に含まれるかは、編集部では確かめられていません。実際の請求額は、計算値より高くなる場合があります。Gemini APIの画像生成ガイド

GPT Image 2.5は、画像の大きさで出力のトークン数が変わります。1536×864pxは1,078トークン・1024×1360pxは1,466トークン・1024×1024pxは1,756トークンで、画素の多さの順にはなりませんでした。

時間は編集部のパソコンから依頼を送って画像が返るまでの秒数で、回線の状態によって変わります。Thinkingの既定がmediumのNano Banana 2.1は、8件すべてでNano Banana 2より時間がかかりました。

各モデル1回ずつの結果は、モデルの優劣を決める材料にはなりません。同じ指示でどんな違いが出るかを見るための例として読んでください。試験は、以下の8件です。

  • 日本語の文字入りバナーを作る
  • 日本語の図解を作る
  • 小さい文字が多いメニュー表を作る
  • 人物の写真を自然に作る
  • 商品写真のラベルに文字を入れる
  • 4コマ漫画で登場人物をそろえる
  • 画像の文字だけを直す
  • 画像の中の物だけを差し替える

日本語の文字入りバナーを作る

1件目は、カフェの新メニューを告知する横長(16:9)のバナーです。写真風で、木のテーブルの上にラテを1杯置く構図を指定しました。

文字は、中央に大きく「秋限定 かぼちゃラテ」、下に小さく「10月31日まで・1杯580円」の2行です。漢字・ひらがな・カタカナ・数字が混ざった日本語を、大きい文字と小さい文字の両方で正しく描けるかを見ます。

指定した2行の日本語は、3つのモデルとも1字も違わずに描きました。違いが出たのは、文字のまわりの作り込みです。

Nano Banana 2.1は、文字のまわりにどんぐり・落ち葉・かぼちゃの小さな絵を足しました。指示にない飾りですが、告知のバナーとしてまとまった見た目になっています。

Nano Banana 2.1が作った画像

Nano Banana 2は、客のいる店内の写真に、見出しを1行にまとめた白い文字を重ねた構図です。

Nano Banana 2が作った画像

GPT Image 2.5は、中央の指定に対して文字を左に寄せ、カップを右に置いた構図でした。もみじの絵と飾りの線を足していて、右上の黒板には指定していない文字の一部が写り込んでいます。

GPT Image 2.5が作った画像

日本語の図解を作る

2件目は、社内研修で使う横長(16:9)の図解です。白い背景のフラットなイラストで、上に見出し、下にアイコン付きのカードを横に4枚並べる構成を指定しました。

見出しは「生成AIに入力してはいけない4つの情報」です。カードの文字は左から「顧客の個人情報」「パスワードとAPIキー」「未公開の決算」「取引先から預かった資料」で、最下部に小さく「迷ったら入力しない」と入れます。指定した文字以外は入れない条件を付け、文字の正確さとカードの並びを確かめる試験です。

見出し・カードの4つの文字・最下部の1行は、3つのモデルとも指定どおりでした。カードの数と左からの並びも、指示のとおりです。差が出たのは「指定した文字以外は入れない」の条件でした。

Nano Banana 2.1は、アイコンの中に「秘」「未公開」「API」の文字と伏せ字の記号を足しています。最下部の1行も、小さくする指示に対してカードの文字と同じくらいの大きさです。

Nano Banana 2.1が作った画像

Nano Banana 2は、指定した文字のほかに文字を入れませんでした。条件を守れたのは、今回の3枚ではNano Banana 2だけです。

Nano Banana 2が作った画像

GPT Image 2.5は、アイコンの中に「API」の文字と伏せ字の記号を足しました。最下部の1行は、3枚の中で最も小さく描かれています。

GPT Image 2.5が作った画像

小さい文字が多いメニュー表を作る

3件目は、カフェの壁に掛ける縦長(3:4)のメニュー表です。黒板にチョークで手書きした風合いを指定しました。

一番上に「本日のメニュー」、下に品名と価格を6行並べます。6行の内容は、ブレンドコーヒー(480円)・カフェラテ(550円)・かぼちゃラテ(580円)・抹茶ラテ(600円)・チーズケーキ(520円)・季節のタルト(640円)です。一番下には、税込みの表示と豆乳への変更(プラス50円)を知らせる小さな注意書きを2文入れます。

小さい文字と長い文は、Nano Banana 2.1のモデルカードが弱点に挙げている項目です。1Kの解像度で、6行の価格と注意書きがどこまで読めるかを見ます。

品名と価格の6行は、3つのモデルとも1字も違わずに描きました。Nano Banana 2.1とNano Banana 2は1Kの解像度ですが、小さい注意書きの文字はつぶれていません。

Nano Banana 2.1は、注意書きの最後の句点が1つ見当たりませんでした。品名と価格の間の点線・飾り枠・黄色の価格は指示にない要素ですが、メニュー表らしい仕上がりです。

Nano Banana 2.1が作った画像

Nano Banana 2は、指定した文字をすべて正しく描き、飾りも足していません。生成にかかった時間は11.3秒で、29.1秒かかったNano Banana 2.1の半分以下でした。

Nano Banana 2が作った画像

GPT Image 2.5も、指定した文字をすべて正しく描きました。見出しの左右には小枝の絵を足していて、注意書きは1行に収まっています。画像の大きさは1024×1360pxで、Googleの2つのモデルの896×1200pxより大きい設定です。

GPT Image 2.5が作った画像

人物の写真を自然に作る

4件目は、実写の写真のような人物の画像(4:3)です。朝のパン屋の厨房で、白いコックコートを着た40代の日本人の女性のパン職人が、焼きたての食パンを両手で持ってほほえむ場面を指定しました。

光は窓からの自然光で、手の指が自然に見えることを条件にしています。文字やロゴは入れません。肌や布の質感、指の本数と形、パンを持つ手の向きを確かめる試験です。

3枚とも、見えている指に不自然な形は見当たりませんでした。読める文字やロゴも、3枚とも入っていません。違いが出たのは、指示にない要素を足すかどうかです。

Nano Banana 2.1は、食パン1本を下から両手で支えた、口を閉じたほほえみの写真です。目尻のしわや肌のきめまで描かれ、厨房の奥は暗めに写っています。

Nano Banana 2.1が作った画像

Nano Banana 2は、食パンを2本持たせ、白い帽子と背景で働く2人の職人を足しました。指示にない要素が最も多かったのは、今回の3枚ではNano Banana 2です。

Nano Banana 2が作った画像

GPT Image 2.5は、食パン1本を胸の前で持つ、歯を見せた笑顔の写真でした。全体が明るく、肌は3枚の中で最もなめらかに描かれています。

GPT Image 2.5が作った画像

商品写真のラベルに文字を入れる

5件目は、化粧品の商品写真(正方形)です。白い大理石の台の上に、すりガラスのスポイト付きボトルを1本置く構図を指定しました。

ラベルには、上から「LUMIE」「Moisture Serum」「30ml」の3行を英字で印刷する指定です。柔らかい自然光と淡い影を指定し、ほかの文字は入れない条件を付けました。ラベルの文字は試験のために編集部が決めたもので、実在の商品とは関係ありません。曲面のラベルにつづりどおりの文字が載るかと、ガラスの質感を見ます。

ラベルの3行は、3つのモデルともつづりのとおりに描きました。指定していない文字は、3枚とも入っていません。8件の中で、最も差が小さかった試験です。

Nano Banana 2.1は、白い紙のラベルに細い書体で3行を印刷した見た目です。

Nano Banana 2.1が作った画像

Nano Banana 2は、1行目と2〜3行目で書体が変わりました。

Nano Banana 2が作った画像

GPT Image 2.5は、紙のラベルを使わず、すりガラスに文字を直接印刷した形でした。1枚の計算値は約0.053ドルで、GPT Image 2.5の8件の中では最も高くなっています。

GPT Image 2.5が作った画像

4コマ漫画で登場人物をそろえる

6件目は、縦長(3:4)の4コマ漫画を1枚で作る試験です。主人公は丸い眼鏡をかけた短い黒髪の会社員の男性で、4コマとも同じ顔と服装にするよう指定しました。

4コマの内容は、以下のとおりです。

  1. パソコンの前で腕を組み、吹き出しは「資料が終わらない…」
  2. ひらめいた表情で、吹き出しは「AIに下書きを頼もう」
  3. 画面に文章が並び、吹き出しは「もうできた!」
  4. 上司に資料を渡し、上司の吹き出しは「仕事が早いね」

指定したせりふ以外の文字は入れない条件です。4コマを通した人物の一貫性、コマの順番、せりふの正確さを確かめます。

主人公の髪型と服装は、3つのモデルとも4コマを通してそろっていました。眼鏡は、Nano Banana 2.1の1コマ目とNano Banana 2の4コマ目で、丸よりやや横長に見えます。コマの数と順番は指示のとおりで、差が出たのはせりふの正確さと指定にない文字の数でした。

Nano Banana 2.1は白黒の縦書きで、4コマ目の吹き出しに「早いね」が2回入りました。主人公のそばには、指定にない「はいぞ」の文字も描かれています。

Nano Banana 2.1が作った画像

Nano Banana 2は、4つのせりふを指定どおりに描きました。一方で、題名の「AIとの協力」や「DONE!」など、指定にない文字が少なくとも6か所あります。

Nano Banana 2が作った画像

GPT Image 2.5はカラーの横書きで、4つのせりふが指定どおりです。指定にない文字は、3コマ目の画面に描かれた「AI」の1か所でした。

GPT Image 2.5が作った画像

画像の文字だけを直す

7件目は、できあがった画像の文字だけを直す編集です。元画像は、編集部がGeminiアプリで作ったカフェのバナーを使いました。

指示は、画像の中の「1杯580円」を「1杯620円」に書き換える内容です。文字の書体・色・位置は変えず、写真とほかの文字も一切変えない条件を付けました。価格の改定のように、文字の一部だけを差し替えたい場面を想定した試験です。数字が正しく変わったかに加えて、直していない部分が元のまま残っているかを見ます。

3つのモデルに渡した元画像は、以下のバナーです。

編集の元画像(3つのモデルに同じ画像を渡した)

3つのモデルとも、価格の表示は「1杯620円」に変わりました。書体・色・位置は前後の文字とそろい、ほかの文字の表記も元のままです。返ってきた画像の大きさは、3つとも元画像の1457×812pxと違いました。Nano Banana 2.1とNano Banana 2が1376×768px、GPT Image 2.5が試験で指定した1536×864pxです。差が出たのは、直していない部分の残り方でした。

Nano Banana 2.1は、書き換えた数字のほかは元画像とほぼ同じ絵を返しています。

Nano Banana 2.1が編集した画像

Nano Banana 2も、数字のほかに見て分かる違いはありません。

Nano Banana 2が編集した画像

GPT Image 2.5は、構図と物の位置は同じですが、画面全体に細かな違いが出ました。元画像と重ねて差を調べると、文字のふち・木目・カップにも違いがあります。拡大すると「杯」の字に小さな点があり、全体の明るさもわずかに上がっていました。どれも、2枚を並べて見ても気づきにくい程度の違いです。

GPT Image 2.5が編集した画像

元画像との画素の差の平均は、Nano Banana 2.1が4.6・Nano Banana 2が5.6・GPT Image 2.5が9.2です(0〜255の尺度・編集部の計測)。数字が小さいほど、元画像に近い結果を表します。大きさの変更と保存形式の違いだけでも差が出るため、何も変えていない背景でも2.8〜3.5の差がありました。

画像の中の物だけを差し替える

8件目は、画像の中の物を1つだけ差し替える編集です。元画像は7件目と同じカフェのバナーを使いました。

指示は、陶器のカップを透明なガラスの耐熱グラスに差し替え、中身はラテのままにする内容です。文字や背景など、カップ以外の部分は一切変えない条件を付けています。差し替えた物の質感と、文字や背景が元のまま保たれているかを確かめます。

3つのモデルとも、カップは取っ手付きの透明なグラスに変わりました。中身のラテとラテアートは残り、文字の表記も3枚とも元のままです。

Nano Banana 2.1は、カップとまわりだけを描き直しています。グラスは側面が二重に見える形で、取っ手は元のカップより大きくなりました。

Nano Banana 2.1が編集した画像

Nano Banana 2のグラスは、元のカップに最も近い形と大きさです。変わった範囲も、カップとまわりに限られていました。

Nano Banana 2が編集した画像

GPT Image 2.5は、文字の編集と同じく画面全体に細かな違いが出ました。グラスは元のカップより縦に長く、文字のふちや手前のかぼちゃにも違いがあります。

GPT Image 2.5が編集した画像

元画像との差を4倍に強調し、差が大きい部分ほど白く見えるようにした画像は、以下の2枚です。差には、画像の大きさの変更と保存形式の違いによるずれも含まれます。1枚目のNano Banana 2.1は、白い部分がカップのまわりに集まっています。2枚目のGPT Image 2.5は、文字・木目・背景まで全体に白い線が出ました。

Nano Banana 2.1の編集結果と元画像の差(白い部分ほど差が大きい)
GPT Image 2.5の編集結果と元画像の差(白い部分ほど差が大きい)

今回の2件では、直していない部分の残り方に差が出ました。写真の一部だけを直す仕事では、自分の画像で編集の前後を重ねて確かめると安心です。マスクを使った編集は、今回の試験では確かめていません。

Nano Banana 2.1とNano Banana Proの違い

Nano Banana Pro(Gemini 3 Pro Image)は、2025年11月20日に発表されたNano Bananaシリーズの上位モデルです。Nano Banana 2.1の公開後も停止の予定は発表されておらず、最も複雑な制作向けのモデルとして残っています。Nano Banana Proとの違いは、以下の3つです。

  • 料金はNano Banana 2.1がNano Banana Proの約4分の1
  • GeminiアプリではNano Banana Proを作り直しで使う
  • Googleの評価はNano Banana 2.1が上でも文字の多い制作にはNano Banana Proが勧められている

料金はNano Banana 2.1がNano Banana Proの約4分の1

Gemini APIでの2つのモデルの料金は、以下の表のとおりです(2026年10月8日時点・標準の料金)。

項目Nano Banana 2.1Nano Banana Pro
画像の出力の単価(100万トークン)30ドル120ドル
1Kの画像1枚0.0336ドル0.134ドル
2Kの画像1枚0.0504ドル0.134ドル
4Kの画像1枚0.113ドル0.24ドル
入力の単価(100万トークン)1.50ドル2.00ドル
出力(テキストとThinking。100万トークンあたり)7.50ドル12.00ドル

1Kの画像は、Nano Banana 2.1がNano Banana Proの約4分の1の料金です。4Kの画像でも、Nano Banana Proの半分以下に収まります。Gemini APIの料金ページ

仕様にも違いがあります。Nano Banana Proの参照画像は合計で最大14枚で、内訳は物体が6枚・人物が5枚・画風の参照が3枚です。土台のモデルはGemini 3 Proで、入力の上限は65,536トークンです。Gemini APIのNano Banana Proのページ

GeminiアプリではNano Banana Proを作り直しで使う

Geminiアプリでは、Nano Banana Proを最初から選んで画像を作る形ではありません。Google AI Plus・Pro・Ultraの契約者が、生成した画像の三点メニューから「Redo with Pro」を選び、Nano Banana Proで作り直す使い方です。無料の利用者には、Nano Banana Proでの作り直しは表示されません。

Nano Banana 2.1の公開前から載っている画像生成のヘルプでは、1日の画像の枠を使い切ると、Nano Banana Proでの作り直しもできなくなります。Geminiアプリの画像生成のヘルプ

Gemini APIでは、モデルIDにgemini-3-pro-imageを指定してNano Banana Proを直接使えます。

Googleの評価はNano Banana 2.1が上でも文字の多い制作にはNano Banana Proが勧められている

Googleのモデルカードの評価では、Nano Banana 2.1(Thinkingあり)が10項目すべてでNano Banana Proを上回りました。総合の好みは1050対935で、115点の差があります。

一方で、Gemini APIの画像生成ガイドは、文字の多いロゴなどの仕事用の素材にNano Banana Proを使うよう今も勧めています。Nano Banana Proは、文字を正しく読める形で描く用途に最も強いモデルとして発表されました。Nano Banana Proの発表

報道では、実際に試すとNano Banana Proのほうが見て分かるほど良い画像を出すことが多いとする海外メディアの検証もあります。文字の多いポスターや細かい図解は、同じ指示を2つのモデルに出して見比べてから決めるのが確実です。海外メディアの検証記事

Nano Banana 2.1の評価と公式が認める6つの弱点

Nano Banana 2.1の性能を示す数字の中心は、Googleが自社で行った人による評価です。高い点数が並びますが、条件が公開されていない評価でもあります。評価と弱点は、以下の3つに分けて確認します。

  • Googleの人による評価では10項目すべてでNano Banana 2.1が最高点
  • Eloの差は選ばれやすさを表し評価の条件は公開されていない
  • 公式が認めている弱点は小さい文字や位置関係など6項目

Googleの人による評価では10項目すべてでNano Banana 2.1が最高点

Googleはモデルカードで、Nano Banana 2.1・Nano Banana 2・Nano Banana Proを比べた評価を公表しています。文章からの画像生成が3項目、編集が7項目で、10項目すべてでNano Banana 2.1(Thinkingあり)が最高点でした。評価の結果は、以下の表のとおりです(2026年10月時点)。

評価項目Nano Banana 2.1(Thinkingあり)Nano Banana 2.1(Thinkingなし)Nano Banana 2(Thinkingあり)Nano Banana Pro
総合の好み10501015990935
図解のデザイン10481001961912
図解の事実の正確さ(自動評価の点数)0.5210.3280.1790.265
全般の編集1026980938939
1人の人物の一貫性10281021981991
複数の人物の一貫性110610689781011
マスクや手描きによる編集10491042965927
商品の一貫性1024981955965
画風の変換10621036991990
複数の参照画像を使う編集10661041988989

図解の事実の正確さ以外の9項目は、Eloと呼ばれる点数です。各点数には±7から±22の誤差の幅が付いています。Nano Banana 2.1のモデルカード

Thinkingの有無でも点数は変わります。総合の好みはThinkingありが1050、Thinkingなしが1015で、図解のデザインでは47点の差が付きました。

Eloの差は選ばれやすさを表し評価の条件は公開されていない

Eloは、対戦の勝ち負けから強さを数値にする方法です。画像の評価では、2つのモデルの画像を並べ、人がどちらを選んだかを勝ち負けとして数えます。Eloの差が表すのは「画質が何割良いか」ではなく、並べたときの選ばれやすさです。

一般的なEloの式を当てはめた場合、60点差は約59%、115点差は約66%の割合で選ばれる計算になります。60点差はNano Banana 2.1とNano Banana 2の総合の好みの差で、115点差はNano Banana Proとの差です。モデルカードは点数の尺度の定義を書いていないため、割合は目安として読んでください。

モデルカードに書かれていない評価の条件は、以下のとおりです。

  • 評価者の人数と属性
  • 評価した画像の枚数と解像度
  • 指示文の中身
  • 評価者にモデル名を隠したかどうか
  • 他社のモデルとの比較

比較相手の条件にも差があります。Nano Banana 2は「Thinkingあり」と書かれていますが、Nano Banana ProにはThinkingの有無の表記がありません。

総合の好みでは、Nano Banana Proが935で、Nano Banana 2の990より低い点数でした。上位モデルとされるNano Banana Proが、効率重視のNano Banana 2より選ばれにくい結果です。評価の条件が公開されていないため、理由はモデルカードから読み取れません。

公式が認めている弱点は小さい文字や位置関係など6項目

モデルカードには、Nano Banana 2.1に改善の余地が残る点が6項目書かれています。6項目の内容は、以下のとおりです。

  • 小さい文字・長い段落・1ページ分の文章の描画が苦手で、1Kではぼやけやすい
  • 入力した画像と出力の間で、人物の一貫性が完全には保たれない
  • マスクや手描きの指示では、指示の一部しか反映されなかったり、描いた線が残ったりする
  • 編集で、まれに元の画像のポーズが残る
  • 左右などの位置関係を取り違えることがある
  • 世界の知識・立体の把握・事実の正確さにはまだ限界がある

2つ目と3つ目は、Googleが改善点に挙げた被写体の一貫性とマスクを使った編集に残る弱点です。評価の点数が上がっても、編集の結果を人が確かめる作業はなくなりません。

AIモデルに共通する弱点として、事実と違う内容を描くハルシネーションも挙げられています。Google DeepMindの製品ページにも、生成した画像は常に完璧ではなく、データにもとづく出力は必ず確かめるよう注意書きがあります。Google DeepMindの製品ページ

日本語の文字をどこまで正確に描けるかは、2026年10月8日時点で公式の数値が見つかっていません。小さい文字は1Kでぼやけやすいと明記されているため、文字の多い画像は2K以上の解像度も試す価値があります。

Nano Banana 2はいつまで使える?

Nano Banana 2.1の公開にあわせて、Nano Banana 2はGemini APIで非推奨になりました。非推奨は、まだ使えるものの、新しい利用を勧めない状態を指します。Nano Banana 2の今後は、以下の3つに分けて確認します。

  • Gemini APIでは2026年10月6日に非推奨になり停止日は発表されていない
  • 「10月29日に停止」と書いた記事があるが公式ページに10月29日の日付はない
  • Geminiアプリの無料の画像生成がなくなる話ではない

Gemini APIでは2026年10月6日に非推奨になり停止日は発表されていない

2026年10月8日時点のGemini APIのリリースノートには、gemini-3.1-flash-imageが非推奨になり、停止日は発表されていないと書かれています。移行先に指定されているモデルは、gemini-nano-banana-2.1です。Gemini APIのリリースノート

廃止予定の一覧での、初代のNano Bananaを除く4つのモデルの扱いは、以下の表のとおりです(2026年10月8日時点)。

モデルモデルID停止日移行先
Nano Banana 2.1gemini-nano-banana-2.1発表なし記載なし
Nano Banana 2gemini-3.1-flash-image発表なしgemini-nano-banana-2.1
Nano Banana 2 Litegemini-3.1-flash-lite-image発表なし記載なし
Nano Banana Progemini-3-pro-image発表なし記載なし

Google CloudのVertex AIのドキュメントでは、Nano Banana 2の停止は「2027年5月28日以降」と書かれています。Gemini APIの廃止予定の一覧、Google CloudのNano Banana 2のページ

Nano Banana 2のモデルのページと料金ページには、2026年10月8日時点で非推奨の表示がまだ付いていません。

「10月29日に停止」と書いた記事があるが公式ページに10月29日の日付はない

発表直後の記事の中には、Nano Banana 2が2026年10月29日に停止すると書いたものが複数あります。2026年10月8日時点の公式のリリースノートと廃止予定の一覧には、10月29日の日付がありません。

報道では、発表当日の公式ページには10月29日と書かれていて、後から「停止日は未発表」に変わったと伝えられています。発表当日の表記は、編集部では未確認です。

公式の現在の表記からは、10月29日を前提に急いで切り替える必要は読み取れません。ただし、非推奨のモデルはいずれ停止されます。Gemini APIでNano Banana 2を使っている場合は、停止日の発表を待たずにNano Banana 2.1での動作確認を始めておくと安全です。

Geminiアプリの無料の画像生成がなくなる話ではない

非推奨になったのはGemini APIのモデルIDで、Geminiアプリの話ではありません。Geminiアプリの画像生成のページでは、Nano Banana 2が無料の利用者向けのモデルとして載っています。GeminiアプリからNano Banana 2がなくなる公式の記載は、2026年10月8日時点で見当たりません。Geminiアプリの画像生成のページ

APIを使っていない方は、今までどおりの設定と使い方でGeminiアプリの画像生成を続けられます。

Nano Banana 2.1の商用利用・透かし・学習への利用

仕事で使う画像では、権利・透かし・入力した内容の扱いを先に確かめておくと、公開の直前で止まる事態を防げます。確認したい点は、以下の4つです。

  • 商用利用について規約に書かれているのは所有権と利用者の責任
  • 生成した画像にはSynthIDの透かしが入る
  • 入力した内容が学習に使われるかはAPIとGeminiアプリで違う
  • 実在の人物の画像には禁止されている使い方がある

商用利用について規約に書かれているのは所有権と利用者の責任

Gemini APIの追加利用規約(2026年3月23日発効)には、生成されたコンテンツの所有権をGoogleは主張しないと書かれています。生成したコンテンツの使い方と、共有した相手による使い方の責任は利用者にあります。Gemini APIの追加利用規約

「商用利用できる」と直接書いた文は、Gemini APIの規約にもGeminiアプリのヘルプにも見当たりません(2026年10月8日時点)。Gemini APIの規約には、サービスは業務や事業の目的向けだとする趣旨の記載があります。著作権侵害で訴えられた場合の補償の記載は、Gemini APIの追加利用規約にはありません。

Geminiアプリのヘルプは、他人の著作権やプライバシーを侵害しないことと、公開や使用の前に自分で確かめることを求めています。Geminiアプリの画像生成のヘルプ

広告や商品画像に使うときは、既存のキャラクターや他社のロゴに似ていないかを公開前に確認してください。参照画像に使う写真や素材は、権利を持っているものだけにします。

生成した画像にはSynthIDの透かしが入る

SynthIDは、画像に埋め込まれる目に見えない電子透かしで、AIが生成した画像かを後から判別するための技術です。Gemini APIで生成した画像には、すべてSynthIDの透かしが入ります。Gemini APIの画像生成ガイド

Geminiアプリが使う透かしは、SynthIDと目に見える透かしの2種類です。Geminiアプリに画像をアップロードし、GoogleのAIで作られたものかを尋ねると、SynthIDの有無を確かめられます。Geminiアプリの画像生成のページ

目に見える透かしがプランによって外れるかは、2026年10月8日時点の扱いを確認できていません。2025年11月のNano Banana Proの発表では、無料とGoogle AI Proの利用者の画像に残し、Google AI UltraとGoogle AI Studioでは外す方針でした。Nano Banana Proの発表

C2PAは、画像の作成元や編集の履歴を記録する規格です。Google CloudのドキュメントはNano Banana 2.1のC2PAへの対応を明記しています。Gemini APIの画像生成ガイドとGeminiアプリのページには、C2PAの記載が見当たりません。

入力した内容が学習に使われるかはAPIとGeminiアプリで違う

指示文やアップロードした画像の扱いは、使う場所で変わります。2026年10月8日時点の扱いは、以下の表のとおりです。

使い方学習への利用
Gemini API(有料のサービス)入力と生成結果を製品の改善に使わない。違反の検知のため一定の期間は記録される
Geminiアプリ(アクティビティの保存がオン)チャットと共有した画像が、生成AIモデルの学習を含むサービスの改善に使われる。一部は人が確認する
Geminiアプリ(アクティビティの保存がオフ)今後のチャットは学習に使われない。オフでも72時間は保存される

Nano Banana 2.1はGemini APIに無料枠がないため、APIから使う限り有料のサービスの扱いです。Google AI Studioの画面から使う場合の扱いは、編集部では確認できていません。Gemini APIの追加利用規約

Geminiアプリでは、人のレビュアーが確認したチャットが最長3年保存されます。有料のGoogle AIプランで扱いが変わる記載は、プライバシーハブにありません。会社や学校のアカウントには別の規約が適用されます。Geminiアプリのプライバシーハブ

顧客の写真や未公開の商品の画像を参照画像としてアップロードする前に、アクティビティの設定と社内のルールを確かめましょう。

生成AIの情報漏洩はなぜ起こる?実際の事例と防ぐ対策・入力後の対応を解説

AIに個人情報を入れてよい?どこまで大丈夫かを個人情報保護法から解説

実在の人物の画像には禁止されている使い方がある

Googleの生成AIの使用禁止ポリシーは、人物に関わる使い方をいくつか禁止しています。画像生成に関係の深い禁止事項は、以下のとおりです。

  • 人をだます目的で、本人ではないと明かさずに実在の人物になりすます
  • 本人の同意なく、親密な状況の画像を作る
  • 児童の性的虐待や搾取に関わる内容を作る
  • 人だけが作ったコンテンツだと偽り、生成されたコンテンツの出所を偽る

アップロードする画像については、必要な権利を持っているかの確認が求められています。生成AIの使用禁止ポリシー

著名人の画像がどこまで作れるかと、依頼が断られる条件は、Nano Banana 2.1に固有の公式の記載が見つかっていません。社員やお客様の写真を参照画像に使う場合は、本人の同意を取ってから進めてください。

Nano Banana 2.1に関するよくある質問

Nano Banana 2.1について出やすい質問は、以下の6つです。

  • Nano Banana 2.1は無料で使える?
  • Nano Banana 2.1に回数の制限はある?
  • Nano Banana 2.1で4Kの画像は作れる?
  • Nano Banana 2.1は日本語の文字を正しく描ける?
  • Nano Banana 2.1とNano Banana 2 Liteの違いは?
  • Nano Banana 2.1は何歳から使える?

Nano Banana 2.1は無料で使える?

2026年10月8日時点で、Nano Banana 2.1を無料で使える公式の入り口は確認できていません。Geminiアプリでは有料のGoogle AIプランの契約者向けで、無料の利用者が使うのはNano Banana 2です。

Gemini APIには無料枠がなく、Google AI Studioでも「Paid」の表示が付いています。無料で新しい画像モデルを試したい場合は、GeminiアプリのNano Banana 2が選択肢です。

Nano Banana 2.1に回数の制限はある?

Geminiアプリには、プランごとの利用上限があります。公式は1日の枚数を数値で示していません。プランなしを標準として、Google AI Plusが2倍、Google AI Proが4倍の上限です。

利用上限のヘルプは、2026年10月8日時点でNano Banana 2.1の行がまだありません。上限に達したかどうかは、Geminiアプリの画面の案内で確認してください。Gemini APIは枚数の上限ではなく、使った分だけ料金がかかる従量課金です。

Nano Banana 2.1で4Kの画像は作れる?

Gemini APIでは、4K(4096×4096px)の画像を1枚0.113ドルで作れます。極端に横長・縦長の縦横比でも、2Kと4Kで継ぎ目が目立つ不具合が直りました。

Geminiアプリの画像生成のページは、Nano Banana 2.1の解像度を2Kと案内しています。Geminiアプリで4Kを選べる公式の記載は、2026年10月8日時点で見当たりません。

Nano Banana 2.1は日本語の文字を正しく描ける?

Nano Banana 2.1の日本語の文字の正確さを示す公式の数値は、2026年10月8日時点で見つかっていません。文字の描画は改善点に挙げられていますが、小さい文字・長い段落・1ページ分の文章は苦手だとモデルカードに書かれています。

編集部が1Kで試したバナー・図解・メニュー表・4コマ漫画では、指定した日本語がほぼ正しく描かれました。指定と違ったのは、メニュー表の注意書きの句点1つと、4コマ漫画のせりふの重複です。

日本語の文字を入れた画像は、公開前に原稿と1字ずつ照合してください。価格・日付・固有名詞は、誤りがあると実害につながる文字です。

Nano Banana 2.1とNano Banana 2 Liteの違いは?

Nano Banana 2 Lite(gemini-3.1-flash-lite-image)は、Nano Bananaシリーズで最も速く最も安いモデルです。複数の参照画像を使う制作や、何度も続ける編集には向きません。

Nano Banana 2.1は、参照画像を最大14枚使え、4Kまでの解像度と会話での編集に対応する主力のモデルです。速さと安さを最優先する大量の生成はNano Banana 2 Lite、品質と編集を重視する制作はNano Banana 2.1が候補になります。

Nano Banana 2.1は何歳から使える?

Geminiアプリの画像生成のページは、画像生成の対象を18歳以上と案内しています。Gemini APIも、追加利用規約で利用を18歳以上に限っています。

Nano Banana 2.1は料金の内訳と使える場所を確かめてから試そう

Nano Banana 2.1は、Googleが2026年10月6日に公開した画像生成・編集モデルです。画像の出力料金が下がり、Googleの評価ではNano Banana 2とNano Banana Proを10項目すべてで上回りました。

Nano Banana 2.1について押さえたい要点は、以下のとおりです。

  • 半額になったのは1Kと2Kの画像の出力で、4Kは約25%安いだけ。入力は3倍、テキストの出力は2.5倍に上がった
  • Geminiアプリでは有料のGoogle AIプラン向けで、無料の利用者はNano Banana 2を使う
  • Google AI StudioとGemini APIには無料枠がない
  • 4Kの料金とNano Banana 2の停止日は、発表直後の記事ではなく公式ページの現在の表記で確認する
  • LMArenaではGPT Image 2.5が1位と2位で、Nano Banana 2.1は6位(暫定)
  • 編集部の試験では、日本語の文字の正確さは3つのモデルでほぼ並び、Nano Banana 2.1の1枚の計算値は料金表より16〜50%高かった
  • 小さい文字や位置関係など、公式が認めている弱点が6項目ある

料金の内訳と使える場所を先に確かめておけば「半額のはずが下がらない」「自分のアカウントでは使えない」といった行き違いを防げます。まずは普段の仕事で作っている画像を1つ選び、同じ指示をNano Banana 2.1と今使っているモデルに出して、仕上がりと費用を見比べましょう。

この記事の監修者

中島大介(なかじ)

中島大介(なかじ)

株式会社メリル 代表取締役 / 記事監修

株式会社メリル代表取締役。SEO歴20年以上。最新AIやセキュリティについて発信するYouTube「ウェブ職TV」は登録者15万人以上。著書「ChatGPT & Copilotの教科書」は10万部突破!

プロフィールを見る

関連する記事

Cursorの使い方のアイキャッチ
AIツール活用

Cursorの使い方を解説!インストールから基本の操作・便利な機能まで

Cursorの使い方を知りたい方は必見!この記事では、インストールから基本の3つの操作・便利な機能・注意点を解説します。実は、最初の依頼はコードの説明をさせるだけで十分です。記事を読めば、今日から使い始められます。

中島大介(なかじ)監修 / Touch AI編集部14 分で読めます

次のステップ

最新動向を学びに変える

話題のAIアップデートを、現役講師が背景と実務への影響まで解きほぐします。Touch AI の最新講座で、変化に追いつくための視点を得てください。

受講できる講座を見る