Hermes Agentとは?使い方・料金・デスクトップ版を徹底解説

米Nous Researchが2026年2月25日に公開した「Hermes Agent」は、使い込むほど仕事を覚えていくオープンソースのAIエージェントです。GitHubのスターは2026年10月1日時点で25万を超え、macOSとWindows向けのデスクトップ版も配布されています。
Hermes Agentはコマンドの実行やファイルの操作まで自分で進めるため、普段使いのパソコンにそのまま入れると、パソコンの中のファイルにまで手が届きます。料金も本体とAIモデルで別々に考える必要があり、仕組みを知らずに始めると予算の見通しが立ちません。この記事で解説するのは、Hermes Agentが育つ仕組み・できること・料金・デスクトップ版・使い方と、OpenClawとの違い・業務で使う前の注意点です。
記事を読めば、Hermes Agentを試すかどうかと、試す前に決めることがわかります。本体は無料で入れられるため、動かす環境と承認のルールを先に決めてから、小さな仕事で試すのが安全です。
Hermes Agentとは?使い込むほど育つオープンソースのAIエージェント
Hermes Agentは、利用者の代わりに調べ物や作業を進め、経験から仕事のやり方を覚えていくAIエージェントです。Hermes Agentの全体像は、以下の3つに分けると理解しやすくなります。
- Nous Researchが2026年2月25日に公開したAIエージェント
- 自分のパソコンやサーバーで動き、チャットアプリから話しかける
- ChatGPTなどのチャットAIとHermes Agentの違い
Nous Researchが2026年2月25日に公開したAIエージェント
Hermes Agentは、AIモデル「Hermes」シリーズを開発してきた米Nous Researchが、2026年2月25日に公開しました。ソフトウェアの設計図にあたるソースコードはGitHubで公開され、MITライセンスのもとで誰でも無料で使えます。
Hermes Agentの基本情報は、以下の表のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開発元 | Nous Research |
| 公開日 | 2026年2月25日 |
| ライセンス | MIT(オープンソース) |
| 本体の料金 | 無料 |
| 対応環境 | Linux・macOS・Windows・WSL2・Android |
| 使う画面 | ターミナル・デスクトップ版・チャットアプリ |
| 最新版 | v0.21.5(2026年9月24日公開) |
| GitHubのスター | 約25万(2026年10月1日時点) |
公式サイトはhermes-agent.nousresearch.com、ソースコードの置き場所はgithub.com/NousResearch/hermes-agentです。名前の似た非公式サイトもあるため、ダウンロードは必ず公式サイトかGitHubから行ってください。
Hermes Agent公式サイト、GitHubのHermes Agentリポジトリ、Nous Researchのリリース一覧
自分のパソコンやサーバーで動き、チャットアプリから話しかける
Hermes Agentは、利用者が用意したパソコンやサーバーの上で動くAIエージェントです。動かす場所は、月5ドル程度の小さなレンタルサーバーからGPUを積んだ計算機まで幅広く選べます。使っていない間はほとんど費用がかからない、クラウドの実行環境で動かす方法もあります。
Hermes Agentに話しかける画面は、ターミナル・デスクトップ版・チャットアプリの3種類です。クラウドのサーバーでHermes Agentを動かしておき、外出先からTelegramやSlackで指示を送る使い方もできます。
Hermes Agentの頭脳にあたるAIモデルは、Hermes Agentには含まれていません。利用者はNous Portal・OpenAI・Anthropic・OpenRouterなどの提供元から好きなモデルを選び、あとから切り替えることも可能です。自分のパソコンで動かすローカルモデルもつなげます。
GitHubのHermes Agentリポジトリ、Hermes Agent公式ドキュメント
ChatGPTなどのチャットAIとHermes Agentの違い
ChatGPTのようなチャットAIは、質問を送ると答えを返す使い方が中心です。Hermes Agentはコマンドの実行・ファイルの読み書き・Webの閲覧といった道具を自分で使い、仕事を最後まで進めます。
チャットAIとHermes Agentの主な違いは、以下の表のとおりです。
| 比べる点 | 一般的なチャットAI | Hermes Agent |
|---|---|---|
| 動く場所 | 提供元のサービス上 | 利用者のパソコンやサーバー |
| 作業のしかた | 会話の中で答える | 道具を使って作業を進める |
| 記憶 | サービスの設定による | メモリーとスキルを手元に保存 |
| 話しかける場所 | 専用のアプリやWeb | ターミナル・デスクトップ版・20以上のチャットアプリ |
| 定期的な仕事 | サービスの機能による | 自然な言葉で予約して自動で実行 |
Hermes Agentは、コードの補助だけをするツールでも、1つのAIモデルを包んだチャットボットでもありません。長く動かすほどできることが増えていく、自律型のAIエージェントとして設計されています。
Hermes Agentが使い込むほど賢くなる仕組み
Hermes Agentの最大の特徴は、使った経験を記憶と手順書に残し、次の仕事に生かす学習の仕組みを最初から備えていることです。AIモデルそのものを作り替えるのではなく、手元のファイルに学んだことを書きためていきます。
Hermes Agentが賢くなる仕組みは、以下の4つです。
- メモリーに好みと仕事の環境を書き留める
- スキルに仕事の手順を自分で書き残す
- 過去の会話を検索して思い出す
- 覚えた内容は利用者が確認・修正できる
メモリーに好みと仕事の環境を書き留める
Hermes Agentのメモリーは、会話をまたいで残る2つのメモ帳です。MEMORY.mdにはHermes Agent自身が使う環境や決まりごと、USER.mdには利用者の好みや伝え方の希望を書き留めます。
2つのメモ帳の役割は、以下の表のとおりです。
| ファイル | 書き留める内容 | 上限 |
|---|---|---|
| MEMORY.md | 使っている機器・プロジェクトの決まり・過去に学んだこと | 2,200文字 |
| USER.md | 利用者の好み・伝え方の希望・避けてほしいこと | 1,375文字 |
Hermes Agentは、利用者に頼まれなくても覚える価値のある情報を自分で保存します。たとえば「報告は結論から箇条書きで」と一度伝えると、USER.mdに好みとして残ります。次の会話からは、最初からその形で報告が届く流れです。
メモリーの中身は、新しい会話を始めるたびに読み込まれます。上限を超えそうになると、Hermes Agentは古い項目をまとめたり消したりして、限られた容量を大事な情報に使います。
Hermes Agent公式ドキュメント「Persistent Memory」
スキルに仕事の手順を自分で書き残す
スキルは、特定の仕事を正しく効率よく進めるための手順書です。1つのスキルはSKILL.mdというファイルにまとめられ、手順の順番・うまくいったコマンド・完成形の条件・つまずきやすい点が書かれます。
Hermes Agentがスキルを自分で作るのは、次のような場面です。
- 繰り返す価値のある、いくつもの工程がある作業をやり遂げたとき
- エラーや行き詰まりを乗り越えて、うまくいく方法を見つけたとき
- 利用者から進め方を直されたとき
たとえば、月末の売上集計の途中で表の形式のエラーを解決した場合、Hermes Agentは集計の手順とエラーの避け方をスキルとして保存します。翌月の集計では保存したスキルを読み込むため、同じ手順を一から探り直す必要がありません。スキルは使いながら改善される仕組みで、直された点も手順書に反映される設計です。
スキルは必要なときだけ中身が読み込まれ、普段は名前と短い説明しか使われません。スキルを増やしても毎回の会話が重くならないのは、この読み込み方のおかげです。作ったスキルは「/スキル名」の形で呼び出すこともできます。
Hermes Agent公式ドキュメント「Skills System」
過去の会話を検索して思い出す
Hermes Agentは、ターミナルやチャットアプリでの会話をすべて手元のデータベースに保存しています。メモリーに入りきらない細かな内容も、過去の会話を検索して思い出せます。
メモリーと会話の検索の違いは、以下の表のとおりです。
| 比べる点 | メモリー | 会話の検索 |
|---|---|---|
| 容量 | 約1,300トークン | すべての会話 |
| 使われ方 | 毎回の会話に最初から入る | 必要なときに探す |
| 費用 | 毎回の会話で少しずつかかる | AIモデルを使わないため無料 |
| 向いている情報 | いつも覚えておくべき大事な事実 | 「先週話した件」のような細かい記録 |
大事な事実はメモリーに、細かな経緯は会話の記録に残す分担です。何週間も前の話題でも、Hermes Agentは会話の記録から該当するやり取りを探し出せます。
Hermes Agent公式ドキュメント「Persistent Memory」
覚えた内容は利用者が確認・修正できる
Hermes Agentが覚えた内容は、利用者がいつでも確認して直せます。メモリーとスキルは手元のファイルとして保存されているため、中身を開いて読むことも可能です。
「/journey」と入力すると、Hermes Agentが覚えたスキルとメモリーが時間の流れに沿って表示されます。表示された項目は、その場で編集や削除ができる作りです。削除したスキルは保管され、あとから元に戻せます。
メモリーやスキルの更新を担うのは、会話のあとに裏側で動く振り返りの処理です。チャットアプリで使う場合は、初期設定で「Memory updated」のような短い通知が表示されるため、Hermes Agentが何かを覚えたタイミングを利用者が把握できます。
Hermes Agent公式ドキュメント「Persistent Memory」
Hermes Agentでできること
Hermes Agentは、会話で答えるだけでなく、道具を使って実際の作業を進めます。Hermes Agentでできる主なことは、以下の4つです。
- LINEやSlackなど20以上のアプリから話しかける
- 決まった時間に報告やバックアップを自動で実行する
- Web検索やブラウザ操作、画像生成をこなす
- サブエージェントに仕事を分けて並行して進める
LINEやSlackなど20以上のアプリから話しかける
Hermes Agentは、ゲートウェイと呼ばれる1つの常駐プログラムを通して、20以上のチャットアプリとつながります。どのアプリから話しかけても、同じHermes Agentが同じ記憶を使って答えます。
Hermes Agentに話しかけられる主なアプリは、以下のとおりです。
- LINE
- Slack
- Microsoft Teams
- Telegram
- Discord
- メール
日本で使う人が多いLINEやSlack、Teamsにも対応しているため、普段の連絡と同じ画面でHermes Agentに仕事を頼めます。音声メッセージの文字起こしにも対応し、アプリをまたいで会話を続けられます。
Hermes Agent公式ドキュメント「Messaging Gateway」
決まった時間に報告やバックアップを自動で実行する
Hermes Agentには、決まった時間に仕事を実行する予約の機能が組み込まれています。予約は自然な言葉で指示でき、結果は好きなチャットアプリに届きます。
Hermes Agentに予約できる仕事の例は、以下のとおりです。
- 毎朝の報告のまとめ
- 毎晩のバックアップ
- 毎週の点検
- 定期的な情報収集のまとめ
予約した仕事は、利用者が見ていない間もHermes Agentが無人で進めます。予約した仕事の中で危険なコマンドが必要になった場合、初期設定ではそのコマンドは実行されずに止められます。
GitHubのHermes Agentリポジトリ、Hermes Agent公式ドキュメント「Security」
Web検索やブラウザ操作、画像生成をこなす
Hermes Agentが使える道具は、Web検索・ブラウザの操作・画像の読み取り・画像の生成・音声の読み上げなどです。調べ物をしてから資料にまとめるような、複数の道具を組み合わせる仕事も任せられます。
道具ごとに別の契約やAPIキーを用意するのが面倒な場合は、Nous Portalの契約1つでWeb検索・画像生成・音声の読み上げ・クラウドのブラウザをまとめて使えます。MCPと呼ばれる接続の仕組みにも対応し、外部のサービスとつないで使える道具を増やすことも可能です。
Hermes Agent公式サイト、GitHubのHermes Agentリポジトリ
サブエージェントに仕事を分けて並行して進める
Hermes Agentは、サブエージェントと呼ばれる分身を作り、大きな仕事を分担させられます。サブエージェントはそれぞれ独立した会話と作業環境を持ち、ほかの作業の文脈に影響しません。
デスクトップ版では、動いているサブエージェントの数・担当している仕事・経過時間が画面に表示されます。途中で方向を修正する指示を出したり、止めたりすることも可能です。
Hermes Agent公式ドキュメント「Hermes Desktop」
Hermes Agentの料金は?無料で使える範囲とかかる費用
Hermes Agentの料金は、本体とAIモデルとクラウドの3つに分けて考えると整理できます。Hermes Agentの料金の要点は、以下の5つです。
- Hermes Agentの本体は無料のオープンソース
- AIモデルの利用料は選んだ提供元に支払う
- Nous Portalの料金プラン
- クラウド版Hermes Cloudの料金
- AIモデルの利用料を抑える使い方
Hermes Agentの本体は無料のオープンソース
Hermes Agentの本体は、MITライセンスのオープンソースで、無料で使えます。デスクトップ版もターミナル版も、ダウンロードとインストールに料金はかかりません。
費用がかかるのは、Hermes Agentの頭脳にあたるAIモデルの利用料と、必要に応じて使うクラウドのサービスです。自分のパソコンで動かすローカルモデルを使えば、AIモデルの利用料もかかりません。
ローカルモデルを使う場合は、64,000トークン以上の文章を一度に扱えるモデルが必要です。扱える量が少ないモデルは、Hermes Agentの起動時に使えないと判断されます。
Hermes Agent公式ドキュメント「FAQ」、Hermes Agent公式ドキュメント「Quickstart」
AIモデルの利用料は選んだ提供元に支払う
AIモデルの利用料は、Hermes Agentにつないだ提供元へ直接支払います。Hermes Agentは、Nous Portal・OpenAI・Anthropic・Google・OpenRouterなど、多くの提供元に対応しています。
AIモデルのつなぎ方と支払い方の例は、以下の表のとおりです。
| つなぎ方 | 支払い方 |
|---|---|
| Nous Portal | Nous Portalの月額プラン |
| ChatGPTまたはCodexの契約 | 契約中のプランの範囲で使う |
| GitHub Copilotの契約 | 契約中のプランの範囲で使う |
| AnthropicのAPIキー | 使った分だけの従量課金 |
| OpenRouterなどのAPIキー | 使った分だけの従量課金 |
| ローカルモデル | 利用料なし(機器と電気代のみ) |
ChatGPTやGitHub Copilotをすでに契約していれば、その契約でHermes Agentにつなぐ方法も選べます。従量課金のAPIキーは使った分だけ請求されるため、上限の設定と利用量の確認が欠かせません。
Hermes Agent公式ドキュメント「Quickstart」
Nous Portalの料金プラン
Nous Portalは、Hermes Agentを開発したNous Researchが提供する、AIモデルと道具の利用サービスです。有料プランには毎月のクレジットが付き、200以上のAIモデルとWeb検索などの道具を1つの契約で使えます。
Nous Portalの料金プランは、以下の表のとおりです。
| プラン | 月額 | 毎月のクレジット | 繰り越しの上限 |
|---|---|---|---|
| Free | 0ドル | なし(無料のモデルのみ) | なし |
| Plus | 20ドル | 22ドル分 | 10ドル |
| Super | 100ドル | 110ドル分 | 50ドル |
| Ultra | 200ドル | 220ドル分 | 100ドル |
有料プランは、どれも月額の1割増しのクレジットが付きます。Freeプランは無料のモデルだけを使えるプランで、費用をかけずにHermes Agentの動きを確かめたいときの選択肢です。
Nous Portalにつなぐと、APIキーを1つずつ集める手間が省けます。Hermes Agentの初期設定で「hermes setup --portal」を実行すると、ログインとAIモデル・道具の設定が1回で終わります。
Hermes Agent公式サイト、GitHubのHermes Agentリポジトリ
クラウド版Hermes Cloudの料金
Hermes Cloudは、Hermes Agentを専用のクラウドの環境で24時間動かすサービスです。サーバーの準備や設定をせずに、名前と地域とAIモデルを選ぶだけで使い始められます。
Hermes Cloudの料金は、以下の表のとおりです。
| サイズ | 動かしている日 | 止めている日 | 性能 |
|---|---|---|---|
| Medium | 1日0.56ドル | 1日0.03ドル | 同時に10会話・メモリー2GB・4vCPU |
| Large | 1日1.09ドル | 1日0.03ドル | 同時に20会話・メモリー4GB・8vCPU |
Hermes Cloudの料金は、Nous Portalのクレジットから1日ごとに差し引かれます。計算上、Mediumを30日間動かし続けると16.8ドルです。AIモデルと道具の利用料は、この料金とは別にかかります。
Hermes Cloudを始めるには、2ドル以上のクレジットか、Nous Portalの有料プランの契約が必要です。サーバーの設置場所の候補には東京も含まれ、空きのある中から利用者に近い場所が選ばれます。
AIモデルの利用料を抑える使い方
自律型のAIエージェントは、利用者が見ていない間もAIモデルを呼び出すため、利用料が予想より膨らむことがあります。同系統のOpenClawを日常的に使うエンジニアの中には、AIモデルの利用料が1か月で4万円に達した例もあります。
Hermes Agentで利用料を抑える主な方法は、以下のとおりです。
- 仕事の区切りで「/new」を入力し、会話を新しく始める
- 会話のあとの振り返り処理を安いAIモデルに任せる
- 無料のモデルやローカルモデルで動きを確かめてから切り替える
- 従量課金のAPIキーには利用上限を設定する
チャットアプリでの会話は、区切らない限り1つの長い会話として続き、何週間も続くと利用料がかさみます。仕事が終わったときや話題が変わったときに「/new」で会話を区切ると、短い文脈から始め直せて費用も抑えられます。
会話のあとの振り返り処理も、AIモデルを使う処理の1つです。振り返り処理だけを安いAIモデルに任せる設定にすると、振り返りにかかる費用はおよそ3〜5分の1まで下がります。
Hermes Agent公式ドキュメント「Persistent Memory」、日経クロステック「3カ月で幕、OpenClawの熱狂」
月額の定額で使えるAIエージェントと費用を比べたい場合は、Claude Coworkの料金も参考になります。
Hermes Agentのデスクトップ版(Hermes Desktop)
Hermes Desktopは、ターミナルを使わずにHermes Agentを操作できる公式のデスクトップアプリです。Hermes Desktopについて知っておきたいことは、以下の3つです。
- Hermes Desktopの対応OSとダウンロード
- ターミナル版と設定・会話・記憶を共有する
- Hermes Desktopでできること
Hermes Desktopの対応OSとダウンロード
Hermes Desktopは、公式サイトからmacOS版とWindows版をダウンロードできます。Linuxでは、ターミナルでHermes Agentを入れたあとに「hermes desktop」を実行するとHermes Desktopが起動します。
Hermes Desktopの対応環境は、以下の表のとおりです。
| OS | 対応バージョン | 入手方法 |
|---|---|---|
| macOS | macOS 12以降(Apple Silicon搭載のMacのみ) | 公式サイトのDMGファイル |
| Windows | Windows 10・11 | 公式サイトのインストーラー |
| Linux | ディストリビューションを問わない | ターミナルで入れて「hermes desktop」を実行 |
macOS版のインストーラーは、Apple Silicon搭載のMac専用です。Intelのプロセッサーを積んだMacは、対応環境に含まれていません。
macOS版とWindows版のパッケージには、Hermes Agent本体と動かすのに必要なソフトがまとめて入っています。最初の起動で、動かすための環境を一から組み立てる処理は行われません。
Hermes Agent公式サイト、Hermes Agent公式ドキュメント「Installation」
ターミナル版と設定・会話・記憶を共有する
Hermes Desktopは、ターミナル版と同じHermes Agentの中身を画面から操作するアプリです。設定・APIキー・会話・スキル・メモリーはターミナル版と共通で、どちらで始めた会話も、もう一方で続きから再開できます。
Hermes Desktopは、別の製品や機能を減らした簡易版ではありません。ターミナル版で設定を済ませていれば、Hermes Desktopを開いた時点で同じ状態から使えます。
Hermes Agent公式ドキュメント「Hermes Desktop」
Hermes Desktopでできること
Hermes Desktopでは、会話を中心に、Hermes Agentの管理までを1つのアプリで行えます。Hermes Desktopの主な機能は、以下のとおりです。
- 複数の会話をタブで同時に進める
- AIモデルの提供元とAPIキーを画面で設定する
- スキルの一覧を見て、公開されているスキルを探して入れる
- 覚えたスキルとメモリーを地図のような画面で確認する
- 予約した仕事の一覧を見て、止めたり編集したりする
- チャットアプリとの接続を画面で設定する
画面の表示言語には、英語・中国語・アラビア語・ロシア語に加えて日本語も選べます。初めて起動したときに表示される案内が、AIモデルの設定から最初の会話までを順番に導いてくれる仕組みです。
Hermes Desktopには、役割の違うHermes Agentを「ボット」として並べる機能もあります。調べ物担当や資料作成担当のように、AIモデル・メモリー・スキルが別々のボットを作り、グループの会話で協力させる使い方が可能です。
Hermes Agent公式ドキュメント「Hermes Desktop」
Hermes Agentの使い方と導入手順
Hermes Agentは、デスクトップ版とターミナル版のどちらからでも始められます。Hermes Agentの使い方は、以下の4つの段階で進めます。
- Hermes Desktopで始める手順
- ターミナルで始める手順
- 最初に試したいHermes Agentの使い方
- チャットアプリから話しかける設定
Hermes Desktopで始める手順
ターミナルの操作に慣れていない方は、Hermes Desktopから始めるのがおすすめです。ターミナルでコマンドを打たずに、インストールからAIモデルの設定まで進められます。
Hermes Desktopで始める手順は、以下のとおりです。
- 公式サイトの「Download desktop app」から、自分のOSのインストーラーをダウンロードする
- macOSはDMGファイルを開いてHermes.appをアプリケーションフォルダーにコピーし、Windowsはダウンロードしたファイルをアプリインストーラーで開く
- Hermes Desktopを起動し、最初の案内に沿ってAIモデルの提供元を選ぶ
- 提供元にログインするか、APIキーを入力する
- 会話の欄にメッセージを送り、返事が届くことを確かめる
AIモデルの提供元をすぐに決められない場合は、「Choose provider later」を選んで先にアプリの中を確認することもできます。
Hermes Agent公式ドキュメント「Installation」、Hermes Agent公式ドキュメント「Hermes Desktop」
ターミナルで始める手順
サーバーやLinuxで動かす場合は、ターミナルで1行のコマンドを実行してHermes Agentを入れます。
ターミナルでHermes Agentを始める手順は、以下のとおりです。
- macOS・Linux・WSL2では「curl -fsSL https://hermes-agent.nousresearch.com/install.sh | bash」を実行する
- Windowsでは、PowerShellで「iex (irm https://hermes-agent.nousresearch.com/install.ps1)」を実行する
- 「source ~/.bashrc」または「source ~/.zshrc」でターミナルの設定を読み込み直す
- 「hermes setup」を実行し、案内に沿ってAIモデルと道具を設定する
- 「hermes」と入力して会話を始める
「hermes setup」には、Nous Portalにログインするだけで済む簡単な設定と、提供元や道具を1つずつ選ぶ詳しい設定があります。必要最低限の道具だけで始める「Blank Slate」も選べ、Web閲覧やメモリーなどを使わない状態から必要な機能だけを足していけます。
ターミナル版で使う主なコマンドは、以下の表のとおりです。
| コマンド | 内容 |
|---|---|
| hermes | 会話を始める |
| hermes model | AIモデルの提供元とモデルを選ぶ |
| hermes tools | 使える道具を設定する |
| hermes gateway | チャットアプリとの接続を始める |
| hermes doctor | 設定の問題を調べる |
| hermes update | 最新版に更新する |
GitHubのHermes Agentリポジトリ、Hermes Agent公式ドキュメント「Quickstart」
最初に試したいHermes Agentの使い方
Hermes Agentを入れたら、結果を確かめやすい小さな仕事から頼むのが基本です。普通の会話が問題なくできる状態を作ってから、チャットアプリや予約の機能を足していくと、つまずいたときに原因を探しやすくなります。
最初に試しやすいHermes Agentの使い方は、以下のとおりです。
- 指定したフォルダーの中身を調べて、要点を箇条書きにしてもらう
- テーマを決めてWebで調べ、結果を表にまとめてもらう
- 自分の報告の好みを伝え、次の会話で覚えているか確かめる
- 一度うまくいった作業を「/learn」でスキルにしてもらう
「/learn」は、手元の資料やWebのページ、直前の会話で教えた手順からスキルを作る機能です。「/learn」のあとに作業の説明を書くと、Hermes Agentが手順書を作って保存します。
会話を始めたあとに「hermes --continue」を実行すると、直前の会話に戻れます。前の会話の続きから再開できるかを最初に確かめておくと、あとで設定を増やしたときに困りません。
Hermes Agent公式ドキュメント「Quickstart」、Hermes Agent公式ドキュメント「Skills System」
チャットアプリから話しかける設定
Hermes Agentにチャットアプリから話しかけるには、ゲートウェイの設定が必要です。ターミナルで「hermes gateway setup」を実行し、つなぎたいアプリを選んで案内に沿って設定します。
Hermes DesktopでTelegramをつなぐ場合は、画面に表示されるQRコードをTelegramで読み取るだけで設定が終わります。ボットの作成・利用者の登録・ゲートウェイの再起動も、Hermes Desktopが代わりに済ませる流れです。
ゲートウェイは、話しかけてよい利用者を登録しない限り、すべての相手からのメッセージを断ります。知らない相手には8文字の確認コードが送られ、持ち主がコードを承認した相手だけがHermes Agentを使える仕組みです。
Hermes Agent公式ドキュメント「Quickstart」、Hermes Agent公式ドキュメント「Security」
Hermes AgentとOpenClawの違い
OpenClawは、Hermes Agentとよく比べられる、同じく自分の機器で動かすオープンソースのAIエージェントです。Hermes AgentとOpenClawの違いは、以下の3つの観点で整理できます。
- OpenClawは2026年2月から注目を集めた同系統のAIエージェント
- Hermes AgentとOpenClawの比較表
- OpenClawからHermes Agentへ移行する方法
OpenClawは2026年2月から注目を集めた同系統のAIエージェント
OpenClawは、利用者のパソコンで動き、普段使うチャットアプリから話しかけるAIアシスタントです。新しい技術に敏感なエンジニアを中心に2026年2月ごろから注目を集め、自律的に働く「AI社員」が話題になるきっかけを作りました。
OpenClawの熱狂は、3か月ほどで落ち着きました。OpenClawを使うには動作環境とAIモデルを自分で用意する手間がかかります。乗っ取られた場合の被害も大きく、企業がそのまま使うにはセキュリティ面の問題がある状態でした。
ブームが落ち着いたあとも、OpenClaw自体の開発は続いています。2026年9月30日にも新しい版が公開されており、プロジェクトが終わったわけではありません。
日経クロステック「3カ月で幕、OpenClawの熱狂」、GitHubのOpenClawリポジトリ
自律型のAIエージェントに共通するリスクと企業の対策は、AIエージェントのセキュリティで整理しています。
Hermes AgentとOpenClawの比較表
Hermes AgentとOpenClawは、どちらもMITライセンスのオープンソースで、20以上のチャットアプリから話しかけられる点が共通しています。大きく違うのは、運営の形と有料サービスの有無、学習の仕組みの打ち出し方です。
Hermes AgentとOpenClawの違いは、以下の表のとおりです。
| 比べる点 | Hermes Agent | OpenClaw |
|---|---|---|
| 開発・運営 | Nous Research(AIモデルの開発企業) | OpenClaw Foundation(米国の独立した非営利団体) |
| ライセンス | MIT | MIT |
| 学習の仕組み | 経験からスキルを作り、使いながら改善する学習の仕組みを標準で備える | メモリーを利用者の機器に保存し、スキルやプラグインで機能を広げる |
| 話しかける場所 | LINE・Slack・Teamsなど20以上 | iMessage・Slack・Teamsなど20以上 |
| アプリ | macOS・Windows・Linux向けのデスクトップ版 | macOS・iOS・Android・Windows・Linux向けのアプリ |
| 有料サービス | Nous Portal・Hermes Cloud・Business・Enterprise | 有料プラン・ホスティングの提供なし |
| 動かす場所の初期設定 | 利用者のパソコンで直接動く(Dockerなどに切り替え可能) | 主な会話ではツールが利用者の機器で直接動く(サンドボックスに切り替え可能) |
| 最新版の公開日 | 2026年9月24日 | 2026年9月30日 |
| GitHubのスター(2026年10月1日時点) | 約25万 | 約39万 |
学習の仕組みを重視し、クラウド版やチーム向けの有料サービスも使いたいならHermes Agentが候補になります。非営利団体が運営し、有料サービスのない形を重視するならOpenClawが合います。
どちらを選んでも、初期設定のままでは利用者の機器の上で直接コマンドが動く点は同じです。業務で使う前に、専用の環境を用意して承認のルールを決める必要があります。
GitHubのHermes Agentリポジトリ、GitHubのOpenClawリポジトリ、Hermes Agent公式ドキュメント「Security」
OpenClawからHermes Agentへ移行する方法
Hermes Agentには、OpenClawの設定や記憶を取り込む移行の機能が用意されています。初めて「hermes setup」を実行したときにOpenClawのフォルダーが見つかると、設定の前に移行するかどうかを聞かれます。
OpenClawからHermes Agentへ取り込める主なものは、以下のとおりです。
- 人格の設定ファイル(SOUL.md)
- メモリー(MEMORY.mdとUSER.md)
- 利用者が作ったスキル
- 承認済みのコマンドの一覧
- チャットアプリの設定
- 一部のAPIキー
インストールしたあとで移行する場合は、「hermes claw migrate」を実行します。「hermes claw migrate --dry-run」で移行される内容を事前に確認でき、「--preset user-data」を付けるとAPIキーなどの秘密情報を除いて移行できます。
Hermes Agentを業務で使う前に知っておきたい安全面の注意
Hermes Agentはコマンドの実行やファイルの書き換えに加え、外部のサービスにもつながるため、会話だけのAIより強い権限を持ちます。業務で使う前に知っておきたい注意点は、以下の6つです。
- 普段使いのパソコンで直接動かさない
- 危険な操作の承認を外すYOLOモードは使わない
- 会話やデータの送り先を把握する
- 自動で覚える内容を承認制にする
- 外部スキルとチャットの利用者を絞る
- 会社で使う前にルールを決める
普段使いのパソコンで直接動かさない
Hermes Agentの初期設定では、コマンドは利用者のパソコンの上で直接動き、パソコンとの間に隔てるものがありません。Hermes Agentが利用者と同じ権限で動くため、パソコン内の業務ファイルにも手が届きます。
Hermes Agentには、SSHの鍵やクラウドの認証情報などを書き換えから守る仕組みがあります。ただし、書き換えを防ぐ仕組みは事故を減らすためのもので、乗っ取られたエージェントを完全に閉じ込める壁ではありません。
業務で使うなら、Dockerのコンテナやクラウドのサンドボックスなど、隔離された環境で動かすのが基本です。コンテナの中では、コンテナ自体が壁になるため、危険なコマンドの確認は省かれます。チャットアプリから多くの人が使う運用ほど、コンテナなどでパソコン本体と切り離しておく必要があります。使っていないパソコンやクラウドの環境など、何かあったときにすぐネットワークから切り離せる場所を用意しましょう。
Hermes Agent公式ドキュメント「Security」、日経クロステック「3カ月で幕、OpenClawの熱狂」
危険な操作の承認を外すYOLOモードは使わない
Hermes Agentは、ファイルの一括削除やシステムの設定の書き換えなど、危険なコマンドを実行する前に利用者の承認を求めます。初期設定の「smart」では、別のAIモデルが危険度を判断し、危険の低いコマンドは自動で通します。明らかに危険なコマンドは止められ、判断に迷うものだけが利用者への確認に回る仕組みです。
危険なコマンドの承認で選べる答えは、以下のとおりです。
- once:今回の1回だけ許可する
- session:今の会話の間だけ同じ種類を許可する
- always:今後ずっと許可する一覧に加える
- deny:実行を止める(初期値)
承認を求められてから5分以内に答えないと、コマンドは実行されずに止まります。
「YOLOモード」をオンにすると、危険なコマンドの承認がすべて省かれます。ディスクを丸ごと消すような一部の致命的なコマンドだけは止まりますが、それ以外の確認はなくなるため、業務の環境では使わないようにしてください。「always」で許可した操作も、あとから設定ファイルで見直せます。
Hermes Agent公式ドキュメント「Security」
会話やデータの送り先を把握する
Hermes Agent自体は、利用状況のデータや分析のための情報を集めていません。会話・メモリー・スキルは、Hermes Agentを動かしている機器の「~/.hermes/」というフォルダーに保存されます。
ただし、会話の内容は、Hermes AgentにつないだAIモデルの提供元に送られます。社外秘の情報を扱う場合に確かめるべきなのは、つないだ提供元のデータの扱いと学習への利用の条件です。
Nous Researchのチーム向けサービス「Hermes Business」では、データはNous Researchの基盤の上で、チームごとに分けて保管されます。自社で管理する基盤にデータを置きたい場合は、SSOや稼働の保証が付く「Hermes Enterprise」が選択肢です。
Hermes Agent公式ドキュメント「FAQ」、Hermes Business公式ページ
AIに渡した情報が外に漏れる経路は、ChatGPTの情報漏洩で実際の事例とともに解説しています。
自動で覚える内容を承認制にする
Hermes Agentは、初期設定ではメモリーとスキルを利用者の確認なしに書き込みます。会話のあとの振り返り処理が、利用者の知らないうちに誤った思い込みを覚える可能性も否定できません。
メモリーとスキルの書き込みを承認制にするには、設定ファイルで「write_approval」をオンにします。承認制にすると、書き込みの候補は保留され、利用者が「/memory pending」や「/skills pending」で中身を確かめてから反映されます。
業務で使う場合は、最初は承認制で動かし、Hermes Agentが何を覚えるのかを確かめるのがおすすめです。どんな内容を覚えたいのかがわかってきたら、承認制を続けるか外すかを判断できます。
Hermes Agent公式ドキュメント「Persistent Memory」、Hermes Agent公式ドキュメント「Skills System」
外部スキルとチャットの利用者を絞る
Hermes Agentには、公開されているスキルを探して取り込む仕組みがあります。取り込むときには、データの持ち出しや、AIをだます指示が紛れ込んでいないかの検査が自動で行われます。
検査は万能ではないため、業務で使うスキルは中身を読んでから取り込むのが安全です。スキルはHermes Agentが従う手順書そのもので、悪意のある手順が紛れ込むと、その手順どおりに動いてしまうおそれがあります。
チャットアプリから使う場合は、話しかけてよい利用者を必ず登録で絞りましょう。すべての人に開放する設定もありますが、社外の人がHermes Agentに指示を出せる状態になるため避けてください。
Hermes Agent公式ドキュメント「Skills System」、Hermes Agent公式ドキュメント「Security」
会社で使う前にルールを決める
Hermes Agentを会社で使うなら、個人で試すとき以上に事前の取り決めが必要です。導入前に決めておきたいことを、以下にまとめました。
- Hermes Agentを動かす環境と、触ってよいフォルダー
- つないでよいAIモデルの提供元と、送ってよい情報の範囲
- 承認なしで任せる操作と、必ず承認する操作
- 話しかけてよい社員の範囲
- 覚えた内容と操作の記録を確認する担当者
最初は、外部に影響しない調べ物や下書きの仕事から始めると安全です。メールの送信や社外のサービスの書き換えのように取り消せない操作は、結果を人が確認する運用が定着してから任せましょう。
社内ルールに盛り込む項目は生成AIの社内ルールで、仕事を任せる別のAIエージェントの実機検証はOpenAIのdotsで紹介しています。
Hermes Agentに関するよくある質問
Hermes Agentを試す前によく出る疑問は、以下の4つです。
- Hermes Agentは日本語で使える?
- Intel搭載のMacでHermes Desktopは使える?
- hermes-agent.orgはHermes Agentの公式サイト?
- Hermes Agentを止めると記憶は消える?
Hermes Agentは日本語で使える?
Hermes Desktopの画面の表示言語には、日本語を選べます。LINEやSlackなど、日本で使われるチャットアプリからも話しかけられます。
会話でどこまで自然な日本語を使えるかを左右するのは、Hermes AgentにつないだAIモデルの性能です。日本語の得意なAIモデルを選ぶと、日本語での指示と報告をスムーズに進められます。
Hermes Agent公式ドキュメント「Hermes Desktop」
Intel搭載のMacでHermes Desktopは使える?
Intel搭載のMacは、Hermes Desktopの対応環境に含まれていません。macOS版のインストーラーは、Apple Silicon搭載のMacだけに対応しています。
Windowsは、Windows 10と11に対応しています。Windowsでは、WSL2を使わずにHermes Agentを直接動かすことも可能です。
Hermes Agent公式ドキュメント「Installation」、GitHubのHermes Agentリポジトリ
hermes-agent.orgはHermes Agentの公式サイト?
Hermes Agentの公式サイトは、hermes-agent.nousresearch.comです。公式サイトが案内している公式のリンクの一覧に、hermes-agent.orgは含まれていません。
インストールのコマンドやダウンロードのファイルは、必ず公式サイトとGitHubのリポジトリで確認してください。似た名前のサイトから入手したファイルは、中身が改ざんされているおそれがあります。
Hermes Agent公式サイトの案内(llms.txt)
Hermes Agentを止めると記憶は消える?
自分のパソコンで動かしているHermes Agentを止めても、保存された会話・メモリー・スキルは消えません。もう一度起動すれば、続きから使えます。
Hermes Agentを止めている間は、予約した仕事は実行されません。別のパソコンへ移るときは、Hermes Agentのデータのフォルダーをバックアップしておくと、同じ状態を引き継げます。
Hermes Agentは本体無料で試せるが、任せる範囲を決めてから小さく始めましょう
Hermes Agentは、Nous Researchが公開したオープンソースのAIエージェントです。仕事の経験をメモリーとスキルに書きため、使い込むほど利用者に合った進め方を身につけていきます。
ChatGPT WorkやGemini Sparkなど、クラウドで使うAIエージェントとの比較はAIエージェントのおすすめと比較で解説しています。
Hermes Agentを試す前に押さえたい要点は、以下のとおりです。
- 本体は無料で、費用の中心はAIモデルの利用料
- Hermes Desktopを使えばターミナルなしで始められる
- メモリーとスキルは手元のファイルに残り、確認と修正ができる
- 初期設定では利用者のパソコンの上で直接コマンドが動く
- 危険な操作の承認と、覚える内容の承認制は業務で必ず使う
Hermes Agentをうまく使えば、繰り返しの作業を覚えたAIが、指示のたびに説明し直す手間を減らしてくれます。まずは専用の環境を用意し、承認のルールを決めたうえで、外部に影響しない調べ物の仕事を1つ任せてみましょう。



