Claudeの法人契約を解説!プランの選び方と請求書・消費税の扱い

社員が個人でClaudeを契約して使い始め、経費の精算や情報の管理に困っていないでしょうか。会社としてまとめて契約したいものの、請求書で支払えるのか、どのプランを選べばよいのかが分からない方も多いはずです。
この記事では、Claudeを法人で契約する3つの方法・料金・支払い方法と請求書・消費税の扱い・データの扱いと管理の機能・切り替えの手順・注意点を、Anthropicの公式情報に沿って解説します。内容は2026年10月4日時点の情報をもとにしています。
記事を読めば、自社の人数と支払いの条件に合う契約の方法を選べる状態です。結論は、150人までの組織はTeamプランが基本です。請求書での支払いや円での支払いが必要な場合は、営業を通じたEnterpriseプランを検討してください。
Claudeを法人で契約する3つの方法
Claudeを法人で契約する方法は、以下の表のとおりです。
| 方法 | 対象 | 申し込み |
|---|---|---|
| Teamプラン | 2人から150人までの組織 | オンライン |
| Enterpriseプラン | 20人以上の組織 | オンラインまたは営業を通じて |
| API | 自社のシステムにAIを組み込む会社 | オンライン |
各方法の特徴は、以下のとおりです。
- Teamプランは2人から150人までの組織で使う
- Enterpriseプランは管理と統制を強めたい組織で使う
- APIは自社のシステムにAIを組み込むときに使う
Teamプランは2人から150人までの組織で使う
Teamプランは、2人から150人までの組織に向けたプランです。チャットに加えて、開発を任せるClaude Codeと、作業を任せるCoworkも使えます。
メンバーの招待や請求の管理を行う管理者の画面があり、オンラインで申し込めます。多くの中小企業にとって、最初の選択肢になるプランです。
Claude Teamプランとは?料金・できることとProとの違いを解説
Enterpriseプランは管理と統制を強めたい組織で使う
Enterpriseプランは、監査の記録や利用者の一括管理など、管理と統制の機能を強めたプランです。公式ヘルプによると、オンラインで申し込む方法と、営業を通じて契約する方法の2つがあります。
最低の席の数は、オンラインの申し込みが20席で、営業を通じた契約が50席です。使える機能と席の料金は、どちらの方法でも同じです。
Claude Enterpriseとは?料金・Teamとの違いと導入手順を解説
APIは自社のシステムにAIを組み込むときに使う
APIは、自社の製品や社内のシステムからClaudeを呼び出すための契約です。料金は、使った量に応じて決まります。
社員がチャットやClaude Codeを使う目的であれば、TeamかEnterpriseを選びます。
Claudeの法人向けプランの料金
法人向けプランの料金は、以下の3つを押さえます。
- Teamプランは席の種類で料金が決まる
- Enterpriseプランは席の料金に使った分の料金が加わる
- 日本の利用者には10%の消費税が加算される
Teamプランは席の種類で料金が決まる
Teamプランの席には、StandardとPremiumの2種類があります。料金は以下の表のとおりです(2026年10月4日時点)。
| 席の種類 | 年払いの場合の月額 | 月払いの場合の月額 |
|---|---|---|
| Standard | 1席あたり20ドル | 1席あたり25ドル |
| Premium | 1席あたり100ドル | 1席あたり125ドル |
Premiumは、Standardより多く使える席です。使う量の多い人だけをPremiumにする組み合わせもできます。
Enterpriseプランは席の料金に使った分の料金が加わる
Enterpriseプランの料金は、席の料金と、使った分の料金の2つでできています。公式ヘルプによると、席の料金は年払いで、席の料金には使用量が含まれません。
使った分は、APIの標準の料金で別に請求されます。使う量が読みにくい段階では、支出の上限を設定しておくと安心です。
日本の利用者には10%の消費税が加算される
Anthropicは、2026年4月1日から、日本の利用者に提供するサービスに10%の消費税を加算しています。すべてのプランの料金が対象です。
表示されている料金は税抜きのため、予算を組むときは消費税の分を加えてください。
Claudeの法人契約の支払い方法と請求書
支払い方法と請求書については、以下の5つを確かめます。
- Teamプランの支払いはカードのみ
- Enterpriseプランは銀行振込と請求書払いに対応する
- 請求書は管理者の画面からダウンロードできる
- 適格請求書に対応していて仕入税額控除を受けられる
- 請求書の宛名は変更できる
Teamプランの支払いはカードのみ
公式ヘルプによると、Teamプランの支払いに使えるのは、クレジットカード・デビットカード・プリペイドカードです。銀行振込などのほかの支払い方法は、受け付けていません。
会社のカードを用意できない場合は、契約の前に経理の担当者と支払いの方法を相談してください。
Enterpriseプランは銀行振込と請求書払いに対応する
オンラインで申し込むEnterpriseプランは、カードのほかに、ACHと呼ばれる銀行振替にも対応しています。請求の通貨は米ドルのみです。
営業を通じたEnterpriseプランは、請求書での支払いと、米ドル以外の通貨に対応しています。公式ヘルプは、請求書払いやドル以外の通貨での支払いが必要な組織に、営業への問い合わせをすすめています。
請求書は管理者の画面からダウンロードできる
Teamプランの請求書は、組織のオーナーが管理者の画面から入手できます。組織の設定の中の請求の画面を開き、請求書の一覧から表示してダウンロードする流れです。
経費の処理に必要な書類を、毎月自分で取り出せます。
適格請求書に対応していて仕入税額控除を受けられる
Anthropicは、適格請求書発行事業者として登録を完了しています。公式ヘルプによると、登録番号はT7700150134388です。
法人の利用者は、Anthropicが発行する適格請求書を使って、仕入税額控除を受けられます。請求の通貨は変わらず、消費税の額は適格請求書に日本円で表示されます。
請求書の宛名は変更できる
支払い方法に登録した名前とは別の名前を、請求書に使えます。組織のオーナーが支払い方法を追加または更新するときに、請求書に別の名前を使う項目にチェックを入れます。
会社の正式な名称で請求書を受け取りたい場合に使う設定です。
法人契約でのデータの扱いと管理の機能
法人契約でのデータの扱いと管理の機能は、以下の3つです。
- 入力した内容は初期の設定で学習に使われない
- 管理者がメンバーと権限を管理できる
- Enterpriseプランは監査の記録と利用者の一括管理に対応する
入力した内容は初期の設定で学習に使われない
TeamやEnterpriseなどの商用のプランでは、入力した内容は初期の設定でAIの学習に使われません。個人向けのプランでは、利用者の設定によって扱いが変わります。
社員が個人のプランをばらばらに使う状態より、法人のプランにまとめたほうが、情報の扱いを統一できます。
Claudeに学習させない設定を解説!Claude Code・法人での扱いも紹介
管理者がメンバーと権限を管理できる
法人のプランでは、管理者がメンバーの招待と削除・役割の設定・使用量の確認を行えます。退職した社員のアクセスを管理者の側で止められる点は、個人の契約にない利点です。
Teamプランは、会社のアカウントで一括してログインする仕組みにも対応しています。
Enterpriseプランは監査の記録と利用者の一括管理に対応する
Enterpriseプランは、利用者の操作やデータへのアクセスの記録を残す監査の記録に対応しています。社内の人事のシステムと連動して、利用者を一括で管理する仕組みも機能の1つです。
上場企業や、取引先から管理の体制を問われる会社は、Enterpriseプランの機能が必要になる場合があります。
個人の契約から法人の契約に切り替える手順
個人の契約から法人の契約には、以下の5つの手順で切り替えます。
- 使う人数と使い方を整理する
- プランと席の種類を選ぶ
- 組織を作って支払い方法を登録する
- メンバーを招待する
- 社内の利用ルールを決める
使う人数と使い方を整理する
最初に、Claudeを使う社員の人数と、主な使い方を整理します。チャットが中心の人と、Claude Codeで開発をする人では、必要な席の種類が変わります。
プランと席の種類を選ぶ
150人までの組織は、Teamプランが基本です。使う量の多い人はPremium、ほかの人はStandardの組み合わせにすると、費用を抑えられます。
請求書での支払いが必須の場合や、監査の記録が必要な場合は、Enterpriseプランを検討します。
組織を作って支払い方法を登録する
申し込みの画面で組織を作り、支払い方法を登録します。支払いの間隔は、年払いと月払いからの選択です。
個人のProやMaxのプランを使っていた人がTeamプランに切り替えると、個人のプランは自動で解約され、残りの期間の料金が日割りで返金されます。
メンバーを招待する
管理者の画面から、メンバーをメールアドレスで招待します。招待中のメンバーも席を使う扱いのため、使う人が決まってから招待してください。
社内の利用ルールを決める
契約と合わせて、入力してよい情報の範囲と、使ってよい機能を社内のルールにまとめます。
生成AIの社内ルールの作り方を徹底解説!盛り込む項目とひな形も紹介
Claudeの法人契約の注意点
法人契約の注意点は、以下の4つです。
- 席を減らしても途中の返金はない
- 料金はドル建てで為替の影響を受ける
- Teamプランは150席が上限になる
- Enterpriseプランは使った分の支出を管理する
席を減らしても途中の返金はない
Teamプランでは、メンバーを途中で減らしても、返金はありません。空いた席は、ほかの人に割り当てて使う形です。
追加した席の料金は、日割りですぐに請求されます。最初は必要な人数で始め、使う人が増えてから追加する進め方が無駄を防ぎます。
料金はドル建てで為替の影響を受ける
料金は米ドルで決まっているため、円での支払額は為替で変わります。年間の予算は、為替の変動を見込んで余裕を持たせます。
Teamプランは150席が上限になる
Teamプランで使える席は、150席までです。150席を超える規模になった場合は、Enterpriseプランへ移ります。
Enterpriseプランは使った分の支出を管理する
Enterpriseプランは、使った分だけ料金が増える仕組みです。公式ヘルプによると、管理者は組織の支出の上限を設定できます。
導入の初期は、月ごとの使用量を確かめながら上限を調整してください。
Claudeの法人契約のよくある質問
Claudeの法人契約についてよく出る疑問は、以下の5つです。
- Claudeはどこの会社のサービスですか?
- 請求書払いはできますか?
- インボイス制度に対応していますか?
- 日本円で支払えますか?
- Claude Codeも法人契約で使えますか?
Claudeはどこの会社のサービスですか?
Claudeは、Anthropicが開発して提供しているAIです。Anthropicは2025年10月に、アジア太平洋地域で初めての拠点となる東京のオフィスを開設したと発表しています。
請求書払いはできますか?
Teamプランは、カードでの支払いのみです。請求書での支払いが必要な場合は、営業を通じたEnterpriseプランが対象になります。
インボイス制度に対応していますか?
対応しています。Anthropicは適格請求書発行事業者として登録しており、法人の利用者は仕入税額控除を受けられます。
詳しい扱いは、自社の税務の担当者に確かめてください。
日本円で支払えますか?
TeamプランとオンラインのEnterpriseプランは、米ドルでの請求です。米ドル以外の通貨での支払いは、営業を通じたEnterpriseプランで対応しています。
Claude Codeも法人契約で使えますか?
使えます。TeamプランとEnterpriseプランには、Claude CodeとCoworkが含まれています。
Claude Codeの導入を徹底解説!企業への進め方と判断のポイントも紹介
Claudeの法人契約は人数と支払いの条件から選びましょう
Claudeを法人で契約する方法は、Teamプラン・Enterpriseプラン・APIの3つです。Teamプランはカードでの支払いのみで、請求書での支払いやドル以外の通貨には、営業を通じたEnterpriseプランが対応しています。
まずは使う人数と、自社の支払いの条件を整理しましょう。150人までの組織はTeamプランから始め、管理の機能や請求書での支払いが必要になった段階でEnterpriseプランを検討する進め方が現実的です。



