OpenCode Goとは?料金・使えるモデル・始め方とZenとの違いを解説

Claude CodeやCodexを毎日使っていると、月20ドルのプランでは利用上限に届く日が出てきて、次の選択肢が月100ドルの上位プランになる場面があります。月20ドルと月100ドルの間を埋める候補が、オープンソースのAIコーディングエージェント「OpenCode」の定額プラン、OpenCode Goです。
この記事では、OpenCode Goの料金・使えるモデル・始め方と、従量課金のOpenCode Zenとの違いを2026年10月1日時点の情報で解説します。記事を読めば、Claude CodeやCodexの有料プランと比べて契約するかを判断できます。ClaudeやGPTの最上位モデルを必要としない作業が中心なら、月10ドルのGoから試す進め方が費用を抑える近道です。
OpenCode Goとは?オープンモデルを定額で使えるOpenCodeのプラン
OpenCode Goは、OpenCodeのチームが選んだオープンモデルを月額制で使えるサブスクリプションです。契約するとAPIキーが発行され、OpenCodeのほか、Claude CodeやCodexなどのコーディングエージェントからもモデルを呼び出せます。OpenCode Go
OpenCode本体は、MITライセンスで公開されているオープンソースのAIコーディングエージェントです。ターミナル版・デスクトップアプリ・IDE拡張機能が用意され、75以上のLLMプロバイダーに接続してClaudeやGPT、Geminiのモデルも使えます。OpenCode公式サイト、GitHubリポジトリ
OpenCode本体の使い方やClaude Code・Codexとの違いはOpenCodeとはで、複数のAIを並列で動かす方法はgit worktreeの使い方で解説しています。
名前の似た3つのサービスの関係は、以下のとおりです。
- OpenCode本体:無料で使えるAIコーディングエージェント
- OpenCode Go:テスト済みのオープンモデルを定額で使う契約
- OpenCode Zen:テスト済みのモデルを使った分だけ払う契約
OpenCode Goは任意の契約で、契約しなくてもOpenCode本体は使えます。手元のAPIキーやローカルで動かすモデルをつなぐ使い方もでき、Goは接続先の選択肢の1つです。
オープンモデル(重みが公開されたAIモデル)は複数の会社が安く配信する一方で、会社によって品質と応答速度に差が出ます。OpenCode Goには、OpenCodeのチームがモデルと配信元の組み合わせをベンチマークで比べ、推奨できると判断したものだけが載っています。
OpenCode Goの料金|Go(月10ドル)とGo Plus(月40ドル)の違い
OpenCode Goの料金は月額の定額ですが、使い放題ではありません。料金と利用枠の仕組みは、以下の3つに分けると整理できます。
- GoとGo Plusの月額と利用枠の大きさ
- 利用枠はドル建てで5時間・1週間・1か月の3段階
- 利用枠を使い切った後は無料モデルかZenの残高で続ける
GoとGo Plusの月額と利用枠の大きさ
OpenCode Goには、月10ドルのGoと月40ドルのGo Plusの2つのプランがあります。どちらのプランでも使えるモデルは同じで、違いは毎月使える量だけです。2つのプランの月額と利用枠は、以下の表のとおりです。
| プラン | 月額(米ドル) | 利用枠(月間上限額) |
|---|---|---|
| Go | 10ドル | モデルごとに15〜60ドル分 |
| Go Plus | 40ドル | モデルごとに60〜240ドル分 |
Go Plusの月額はGoの4倍で、利用枠の差はモデルによって2〜8倍と幅があります。例えばGLM-5.3の月間上限額は、Goで15ドル、Go Plusで120ドルと8倍の差です。MiMo-V2.6-Flashは60ドルと120ドルで、差は2倍にとどまります。Go Plusを選ぶ前に、よく使うモデルの倍率を確かめておくと無駄な出費を防げます。OpenCode Go
料金はすべて米ドルで表示され、トークンあたりの単価はGoとGo Plusで共通です。どちらのプランも、いつでも解約できます。OpenCode Goの料金ページ
利用枠はドル建てで5時間・1週間・1か月の3段階
OpenCode Goの利用枠は、トークン数ではなく米ドルの金額で決まっています。使ったトークンをモデルごとの単価で金額に換算し、その金額でモデルごとに決められた月間上限額を消費していく仕組みです。
1か月の上限とは別に、短い期間の上限も設けられています。期間ごとの上限は、以下のとおりです。
- 5時間:月間上限額の20%
- 1週間:月間上限額の50%
- 1か月:月間上限額の100%
GoでKimi K3を使う場合、月間上限額は15ドルなので5時間の上限は3ドル分、1週間の上限は7.5ドル分です。月の枠が残っていても、短い時間に集中して使うと5時間の上限で止まります。
OpenCode Goが公開している推定回数は、GoのKimi K3で5時間110回、1か月490回です。単価の安いDeepSeek V4 Flashなら、5時間13,000回、1か月65,000回まで増えます。推定回数は1回あたりのトークン数を仮定した値で、実際の回数は送る内容の長さ次第です。
DeepSeekの4モデル(V4.1 Flash・V4 Pro・V4 Flash・V4 Flash Vision Exp)は、平日のピーク時間帯に単価が2倍に上がります。ピーク時間帯は協定世界時(UTC)の1時〜4時と6時〜10時で、日本時間に直すと平日の10時〜13時と15時〜19時です。日本の業務時間と重なるため、同じ作業でも昼間に使うと利用枠が早く減ります。OpenCode Go
利用枠を使い切った後は無料モデルかZenの残高で続ける
利用枠を使い切っても、OpenCode Goの無料モデルは続けて使えます。2026年10月1日時点の無料モデルは、期間限定のLongCat 2.5 Preview FreeとSpace Bunny Freeの2つで、どちらも利用上限はありません。
従量課金のOpenCode Zenに残高がある場合は、コンソールで「Use balance」を有効にする方法もあります。有効にした場合、利用枠に達した後のリクエストは止まらずに処理され、料金はZenの残高から引かれる仕組みです。OpenCode Go
Zenの残高は、5ドルを下回ると20ドルが自動で追加される仕組みで、追加する金額の変更や自動追加の停止ができます。Use balanceを有効にしたまま使い続けると、定額のつもりでも追加の支払いが発生します。支払いを月額の範囲に収めたい場合は、Use balanceを無効のままにするか、Zenの自動追加を止めておくと安心です。OpenCode Zen
OpenCode Goで使えるモデル一覧と選び方
OpenCode Goのモデルは、テストを通過したものが随時追加・入れ替えされます。2026年10月1日時点のモデルは、以下の4つを確認すると選びやすくなります。
- 2026年10月1日時点で使える30モデル
- 月間上限額と単価で使える回数が大きく変わる
- データの保持期間と学習への利用がモデルで異なる
- 編集部が4つのモデルを同じ問題で比べた結果
2026年10月1日時点で使える30モデル
2026年10月1日時点でOpenCode Goに含まれるモデルと、プランごとの月間上限額は以下の表のとおりです。Goの目安回数は、OpenCode Goが公開している1か月あたりの推定リクエスト数です。OpenCode Go
| モデル | Goの月間上限額 | Go Plusの月間上限額 | Goの目安回数(月) |
|---|---|---|---|
| Grok 4.7 | 15ドル | 60ドル | 845回 |
| Grok 4.6 | 15ドル | 60ドル | 845回 |
| GLM-5.3-Flash | 60ドル | 180ドル | 31,580回 |
| GLM-5.3 | 15ドル | 120ドル | 1,080回 |
| GLM-5.2 | 60ドル | 180ドル | 4,300回 |
| GPT 6 Luna | 15ドル | 60ドル | 21,130回 |
| GPT 5.6 Luna | 15ドル | 60ドル | 10,250回 |
| Kimi K3 | 15ドル | 60ドル | 490回 |
| Kimi K2.7 Code | 60ドル | 180ドル | 6,750回 |
| Kimi K2.6 | 60ドル | 240ドル | 5,750回 |
| LongCat-2.0 | 60ドル | 240ドル | 57,200回 |
| LongCat 2.5 Preview Free | 無制限(期間限定) | 無制限(期間限定) | 無制限 |
| MiMo-V2.6-Flash | 60ドル | 120ドル | 150,400回 |
| MiMo-V2.6-Pro | 15ドル | 60ドル | 16,300回 |
| MiMo-V2.5 | 60ドル | 120ドル | 150,400回 |
| MiMo-V2.5-Pro | 15ドル | 60ドル | 16,300回 |
| MiniMax M3 | 60ドル | 180ドル | 16,000回 |
| MiniMax M2.7 | 60ドル | 240ドル | 17,000回 |
| Muse Spark 1.3 Contributor | 60ドル | 120ドル | 226,600回 |
| Muse Spark 1.2 Contributor | 60ドル | 120ドル | 226,600回 |
| Qwen3.8 Max | 15ドル | 60ドル | 810回 |
| Qwen3.8 Flash | 30ドル | 90ドル | 27,000回 |
| Qwen3.7 Plus | 60ドル | 180ドル | 21,600回 |
| DeepSeek V4.1 Flash | 60ドル | 120ドル | 130,000回 |
| DeepSeek V4 Pro | 15ドル | 60ドル | 5,200回 |
| DeepSeek V4 Flash | 30ドル | 120ドル | 65,000回 |
| DeepSeek V4 Flash Vision Exp | 15ドル | 60ドル | 32,500回 |
| Hy4 preview | 30ドル | 120ドル | 6,770回 |
| Hy3 | 60ドル | 240ドル | 21,500回 |
| Space Bunny Free | 無制限(期間限定) | 無制限(期間限定) | 無制限 |
OpenCodeの設定ファイルでは、モデルを「opencode-go/モデルID」の形式で指定します。Kimi K3なら「opencode-go/kimi-k3」です。最新のモデル一覧は、APIの「https://opencode.ai/zen/go/v1/models」からも取得できます。
月間上限額と単価で使える回数が大きく変わる
OpenCode Goの月間上限額は、モデルによって15ドル・30ドル・60ドルの3段階です。1か月に使える回数は、月間上限額とモデルの単価の両方で決まります。
Goの月の目安回数は、Kimi K3が490回、Qwen3.8 Maxが810回にとどまります。MiMo-V2.6-Flashは150,400回で、Kimi K3の300倍以上です。目安回数の少ないモデルは難しい作業に絞り、日常の作業は目安回数の多いモデルに任せると、利用枠を長持ちさせられます。
上限額に差がある理由は、モデルごとに配信の費用を下げられるかどうかの違いです。多くのモデルは、まとめ買いの割引や確保したGPUで費用を下げ、その分を利用枠に回しています。新しいモデルや、公開価格がすでに割り引かれているモデルは割引の交渉ができていないため、配信元に直接払う場合より少し多く使える程度にとどまります。OpenCode Go
データの保持期間と学習への利用がモデルで異なる
OpenCode Goでは、送ったデータの保持期間と学習への利用がモデルごとに決まっています。仕事のコードを送る前に、使うモデルの条件を確かめてください。社外に出せない情報を扱う場合、モデルの選び方がそのまま情報管理の条件になるからです。
データの扱いに注意が必要なモデルは、以下のとおりです。
- Grok 4.7・Grok 4.6:学習には使われず、保持期間は30日
- GPT 6 Luna・GPT 5.6 Luna:学習には使われず、不正利用の監視記録を最大30日保持
- Muse Spark 1.3 Contributor・1.2 Contributor:入力と出力をMetaのモデルの学習に使う代わりに単価が安い(利用できる地域も限定)
上の3種類を除くモデルでは、データは学習に使われず、保持もされません。DeepSeekのモデルはデータを保持しない契約を毎月更新する形で、2026年10月1日時点の契約期限は2026年10月31日です。OpenCode Go
編集部が4つのモデルを同じ問題で比べた結果
編集部は2026年10月1日、社内のLLM評価ツールの63問(知識・数学・コード・指示への従い方・日本語の文章)を、OpenCode Zen経由でGoの対象の4モデルに1回ずつ解かせました。比較のため、Goの対象外でZenから使えるGemini 3.8 Flashにも同じ問題を解かせています。文章の問題はClaude Opus 5.5が採点し、ほかの問題は正解との照合とプログラムの実行で採点しました。
結果は、以下の表のとおりです(総合は1.000が満点)。
| モデル | 総合(標準の出力上限) | 総合(出力上限を3万2,000トークンにした場合) | 回答が途中で切れた問題 | 63問の費用 |
|---|---|---|---|---|
| Gemini 3.8 Flash(Goの対象外) | 0.936 | 0.936 | 0問 | 0.05ドル |
| DeepSeek V4 Flash | 0.894 | 0.894 | 0問 | 0.04ドル |
| DeepSeek V4.1 Flash | 0.882 | 0.929 | 3問 | 0.07ドル |
| Qwen3.8 Max | 0.749 | 0.930 | 9問 | 0.56ドル |
| Qwen3.8 Flash | 0.743 | 0.900 | 9問 | 0.04ドル |
標準の出力上限は1問あたり4,000〜6,000トークンで、費用はこの上限で63問を解いたときのZenの単価での計算値です。Qwen3.8の2モデルは、考える部分だけで出力の上限を使い切り、回答が空のまま止まる問題が9問ありました。上限を3万2,000トークンに広げて解き直すと、Qwen3.8 Maxは9問すべてに答え、総合はDeepSeek V4.1 Flashと同じ水準まで上がっています。ただし解き直しでは1問に2〜4分かかったため、すぐに答えがほしい作業には向きません。
Goで最初に試すなら、標準の上限のまま回答が切れた問題がなく、応答時間の中央値も1.4秒と速かったDeepSeek V4 Flashが候補です。Qwen3.8 MaxとQwen3.8 Flashは点数がほぼ同じで、費用はMaxが約13倍でした。1回ずつの計測で問題数も63問のため、順位は目安として参考にしてください。
OpenCode Goの始め方
OpenCode Goは、OpenCodeに限らず、動作確認が取れたほかのコーディングエージェントからも使えます。使うツールによって、始め方は以下の3つに分かれます。
- OpenCodeでOpenCode Goを使う手順
- Claude Code・Codex・HermesからOpenCode Goを使う場合
- 動作確認が取れていないクライアントに注意する
OpenCodeでOpenCode Goを使う手順
OpenCodeでは、OpenCode Goをほかのプロバイダーと同じ操作で登録します。OpenCode本体は、公式サイトのインストール用コマンドか、npmやHomebrewなどのパッケージ管理ツールで入れられます。OpenCode公式サイト
OpenCode本体を入れた後、OpenCode Goを使えるようにする手順は以下のとおりです。OpenCode Go
- OpenCodeのコンソール(OpenCode Console)にサインインする
- GoかGo Plusを選んで購読し、APIキーをコピーする
- OpenCodeのターミナル画面(TUI)で「/connect」を実行し、「OpenCode Go」を選んでAPIキーを貼り付ける
- 「/models」を実行し、OpenCode Goで使えるモデルから1つを選ぶ
1つのワークスペースでOpenCode GoかGo Plusを購読できるのは、1人のメンバーだけです。チームのワークスペースで使う場合は、誰の名義で契約するかを先に決めておくと混乱を防げます。
利用状況は、OpenCodeのコンソールで確認できます。最初の1週間は、5時間と1週間の上限にどれだけ近づいたかを見ながら、よく使うモデルを決めていく進め方が確実です。
Claude Code・Codex・HermesからOpenCode Goを使う場合
OpenCode Goは、OpenCode以外に7つのクライアントで動作確認が取れています。動作確認済みのクライアントは、以下のとおりです。
- Hermes(Nous ResearchのAIエージェント)
- Claude Code
- Codex
- ZCode
- Pi
- jcode
- Kilo Code CLI
動作確認は現時点のもので、今後も動き続けることまでは保証の対象外です。Hermesは不具合の修正(PR #101864)を含むビルドが必要で、v0.21.0のリリース単体には修正が入っていません。Codexは、バージョンや中継の設定によって、会話を識別する情報が送られない場合があります。OpenCode Go
Claude Codeは、接続先を環境変数「ANTHROPIC_BASE_URL」で切り替え、Anthropic Messages形式で通信するツールです。OpenCode GoでAnthropic Messages形式の窓口を持つモデルは、MiniMax M3・MiniMax M2.7・Qwen3.8 Max・Qwen3.8 Flash・Qwen3.7 Plusの5つです。Claude CodeにOpenCode GoのAPIキーを設定している間は、Claudeのサブスクリプションの利用枠は使われません。Claude Codeのゲートウェイ互換性ガイド
ゲートウェイ経由でClaude CodeをClaude以外のモデルにつなぐ使い方は、Anthropicのサポート対象外です。OpenCode Go側で動作確認が取れていても、業務で使う前に小さな作業で動作を確かめてください。Claude Codeと外部のゲートウェイ
Codexは、設定ファイル「config.toml」に、接続先のURL(base_url)とAPIキーを入れた環境変数の名前(env_key)を書いたプロバイダーを追加して使います。OpenCode GoでOpenAIのResponses形式の窓口を持つモデルは、Grok 4.7・Grok 4.6・GPT 6 Luna・GPT 5.6 Luna・Muse Spark 1.3 Contributor・Muse Spark 1.2 Contributorです。Claude CodeやCodexに入れる具体的な設定値は、OpenCode Goの公式ドキュメントに記載がありません。Codexの詳細設定
動作確認が取れていないクライアントに注意する
OpenCode Goは、コーディングエージェントが送る一般的な通信を前提にしたサービスです。接続するクライアントに求められる条件は、以下の3つです。
- コーディングエージェントとして一般的な通信を送る
- 汎用のライブラリ名ではなく、独自の名前(ユーザーエージェント)を名乗る
- 会話ごとに変わらない識別子を「x-opencode-session」ヘッダーで送る
OpenCode Goの通信は不正利用の監視対象で、ほかの利用者の使い心地を損なう使い方は制限されます。自作のツールや社内のスクリプトから呼ぶ場合も、上の3つの条件を満たすように作る必要があります。
2026年10月1日時点で会話の識別子の送信に問題が残るクライアントは、DeepSeek Harness・GitHub Copilot Chat・Kimi Code・MiMo Codeの4つです。4つのクライアントでOpenCode Goを使いたい場合は、各ツールの修正状況を確かめてから設定します。OpenCode Go
OpenCode GoとOpenCode Zenの違い
OpenCodeのチームは、定額のOpenCode Goとは別に、従量課金のOpenCode Zenも提供しています。名前が似ていて混同しやすい2つのサービスの違いは、以下の3つです。
- 定額のGoと従量課金のZenの比較
- Zenは1つのキーでClaudeやGPTを含む多くのモデルを呼べる
- Zenではモデルごとに利用を止める設定がある
定額のGoと従量課金のZenの比較
GoとZenの大きな違いは、支払い方と使えるモデルの範囲にあります。2つのサービスの違いは、以下の表のとおりです。
| 項目 | OpenCode Go | OpenCode Zen |
|---|---|---|
| 支払い方 | 月額の定額(10ドルか40ドル) | 使った分だけの従量課金(残高から支払い) |
| 使えるモデル | テスト済みのオープンモデルなど30モデル | Claude・GPT・Geminiを含む多数のモデル |
| 上限 | モデルごとの月間上限額と5時間・1週間の上限 | 残高と、自分で設定する月の利用上限 |
| 追加の費用 | Use balanceを有効にしたときだけZenの残高を使う | クレジットカード手数料(1回4.4%+0.30ドル)を実費で負担 |
Zenは原価で販売し、配信元の値下げをそのまま料金に反映する方針のサービスです。Zenのモデルはすべて米国でホストされ、配信元は原則としてデータを保持せず、学習にも使いません。OpenAIとAnthropicのAPIは例外で、リクエストが30日間保持されます。OpenCode Zen
Goの利用枠の計算に使う単価は、Zenの単価と一致するとは限りません。例えばDeepSeek V4 Flashは、Zenでは100万トークンあたり入力0.14ドル・出力0.28ドルです。Goの利用枠の計算では、時間帯によって入力0.15〜0.30ドル・出力0.60〜1.20ドルで換算されます。Goの月60ドル分の枠を、Zenで60ドル使う量と同じと考えないように注意してください。
Zenは1つのキーでClaudeやGPTを含む多くのモデルを呼べる
Zenを使うと、1つのAPIキーでClaude・GPT・Gemini・オープンモデルを横断して呼べます。モデルごとに別々の契約とキーを用意する手間がかかりません。
編集部では、社内のLLM評価ツールからOpenCode Zenを通して複数のモデルを呼び、同じ問題を解かせて比較しています。モデルの提供元ごとにアカウントを作らずに、キー1つで多数のモデルを同じ条件で呼べるため、比較の準備が軽く済みます。
2026年10月1日時点のZenの単価の例は、以下の表のとおりです(100万トークンあたり・米ドル)。
| モデル | 入力 | 出力 |
|---|---|---|
| DeepSeek V4 Flash | 0.14ドル | 0.28ドル |
| Qwen3.8 Flash | 0.15ドル | 0.47ドル |
| DeepSeek V4.1 Flash | 0.30ドル | 1.20ドル |
| GLM-5.3 | 1.40ドル | 4.40ドル |
| Gemini 3.8 Flash | 1.50ドル | 7.50ドル |
| Qwen3.8 Max | 2.00ドル | 6.00ドル |
| Claude Sonnet 5.5 | 2.00ドル | 10.00ドル |
| GPT 6.1 Sol(27万2,000トークン以下) | 2.00ドル | 10.00ドル |
| Kimi K3 | 3.00ドル | 15.00ドル |
Zenには、Big Pickleや名前の末尾に「Free」が付く無料のモデルもあります。無料期間中は入力したデータがモデルの改善に使われる場合があるモデルも含まれるため、仕事の情報を送る前に条件を確認してください。OpenCode Zen
Zenではモデルごとに利用を止める設定がある
Zenのワークスペースでは、管理者がモデルごとに利用の有効・無効を切り替えられます。無効にしたモデルを呼ぶと、エラーが返ります。
編集部でも2026年10月1日、ワークスペースの設定で無効になっていたモデルを呼んだところ、「Model access is disabled」のエラーが返りました。キーが正しいのに特定のモデルだけ失敗する場合は、APIキーより先にワークスペースのモデル設定を確認すると早く解決します。
Zenのワークスペースには管理者(Admin)とメンバー(Member)の役割があり、ワークスペース全体とメンバーごとに月の利用上限の設定が可能です。チームで使う場合は、使ってよいモデルと月の上限額を先に決めておくと、想定外の請求を防げます。OpenCode Zen
OpenCode GoとClaude Code・Codexの有料プランの比較
OpenCode Goの比較相手になるのは、Claude Codeが使えるClaudeの有料プランと、Codexが使えるChatGPTの有料プランです。比較の観点は、以下の2つです。
- 月額と使えるモデルを比較する
- Claude CodeやCodexの有料プランを選んだほうがよいケース
月額と使えるモデルを比較する
3つのサービスの個人向けプランの月額と使えるモデルは、以下の表のとおりです(2026年10月1日時点・米ドル)。
| サービス | プランと月額 | 使えるモデル | 上限の区切り |
|---|---|---|---|
| OpenCode Go | Go 10ドル/Go Plus 40ドル | オープンモデルを中心とした30モデル | 5時間・1週間・1か月 |
| Claude(Claude Code) | Pro 20ドル(年払いは月17ドル)/Max 5x 100ドル/Max 20x 200ドル | Claudeのモデル | 5時間ごとのセッションと週の上限 |
| ChatGPT(Codex) | Go 8ドル/Plus 20ドル/Pro 100ドル・200ドル・500ドル | OpenAIのモデル | Plusは5時間ごとの目安(週の上限がかかる場合あり) |
月額だけを比べると、OpenCode GoのGoはClaudeのProの半額で、Go PlusはProとMax 5xの間に入ります。ChatGPTのGoはOpenCode Goより2ドル安い一方で、Codexでは軽いコーディング作業向けのプランです。Claudeの料金、Maxプランの利用量、Codexの料金
OpenCode Goでは、Claudeのモデルは使えません。GPTで使えるのはGPT 6 LunaとGPT 5.6 Lunaの2つで、GPTの上位モデルは対象外です。Claude Codeのプランごとの上限や選び方はClaude Codeの料金で、ChatGPTのプランとCodexの関係はCodexの料金で詳しく解説しています。
Claude CodeやCodexの有料プランを選んだほうがよいケース
OpenCode Goは安く多くのモデルを試せる一方で、ClaudeやGPTの上位モデルを前提にした仕事には向きません。Claude CodeやCodexの有料プランを選んだほうがよいケースは、以下のとおりです。
- 設計や難しい不具合の調査で、ClaudeやGPTの上位モデルの性能を前提にしている
- 会社の決まりで、契約先とデータの扱いを1社にまとめる必要がある
- チャットや資料作成など、コーディング以外の用途も同じ契約で使いたい
- ツールの設定を自分で調べて直すより、公式の手順どおりに使いたい
Claude CodeとOpenCode Goを併用する方法もあります。難しい作業はClaude Codeの有料プランで進め、量の多い定型作業をOpenCode Goのモデルに任せる分担は、上位プランに移る前に試せる方法の1つです。手元のパソコンでモデルを動かして利用料をかけない方法は、Claude CodeでローカルLLMを使う方法で解説しています。
OpenCode Goが向いている人
OpenCode Goを使えば、月10ドルから複数のオープンモデルを試せます。OpenCode Goが向いている人は、以下のとおりです。
- AIコーディングの費用を月10ドル前後に抑えたい個人の開発者
- Kimi・GLM・DeepSeek・Qwenなどのオープンモデルを1つの契約で比べたい人
- Claude CodeやCodexの有料プランの上限に届き、定型作業を別のモデルに任せたい人
- 特定の会社のモデルに縛られず、作業ごとにモデルを切り替えたい人
非エンジニアや意思決定者にとっても、OpenCode Goは「月10ドルで何ができるか」を試す入口として使いやすいプランです。解約はいつでもでき、利用状況はコンソールで確認できるため、1か月だけ契約して効果を確かめる使い方もできます。
社内の開発を1つのツールに統一したい会社は、OpenCode Goだけで完結させる必要はありません。Claude CodeやCodexの有料プランを軸にして、OpenCode Goを補助に位置づければ、管理する契約とツールを増やしすぎずに済みます。
OpenCode Goに関するよくある質問
OpenCode Goを契約する前によく出る疑問は、以下のとおりです。
- OpenCode Goは無料で使えますか?
- 日本からOpenCode Goを使えますか?
- OpenCode Goの利用枠は追加で購入できますか?
- OpenCode Goはいつでも解約できますか?
- OpenCode Goを会社のチームで使えますか?
OpenCode Goは無料で使えますか?
OpenCode Go自体は有料で、最も安いプランは月10ドルのGoです。OpenCode本体は無料で、無料のモデルや手元のAPIキーを使えば費用をかけずに試せます。OpenCode Goにも期間限定の無料モデルが2つあり、利用枠を使い切った後も使えます。
日本からOpenCode Goを使えますか?
OpenCode Goは、世界各地から安定して使えることを重視して作られたサービスです。日本からの利用条件や日本円での支払いについては、公式に個別の記載がありません。Muse Spark Contributorの2モデルは利用できる地域が限られるため、日本で使えるかはMetaの地域ポリシーで確認が必要です。OpenCode Go
OpenCode Goの利用枠は追加で購入できますか?
OpenCode Goの利用枠そのものを買い足す手順は、公式ドキュメントに記載がありません。利用枠を超えて使いたい場合は、Zenに残高を入れてコンソールの「Use balance」を有効にすると、超えた分をZenの残高から支払えます。毎月の利用量が多いと分かっている場合は、Go Plusへの切り替えも選択肢です。
OpenCode Goはいつでも解約できますか?
OpenCode Goは、いつでも解約できます。返金の条件は料金ページのよくある質問に掲載されているため、契約前に目を通しておくと安心です。OpenCode Goの料金ページ
OpenCode Goを会社のチームで使えますか?
1つのワークスペースでOpenCode Goを購読できるのは、1人のメンバーだけです。複数人で1つの定額契約を使う方法は、公式に記載がありません。人数分の利用をまとめて管理したい場合は、メンバーごとに月の利用上限を設定できるZenのワークスペースも候補になります。OpenCode Go、OpenCode Zen
OpenCode Goは月10ドルからオープンモデルを試す入口として検討しよう
OpenCode Goは、OpenCodeのチームがテストしたオープンモデルを、月10ドルのGoか月40ドルのGo Plusで使える定額プランです。利用枠はモデルごとの月間上限額で決まり、5時間で20%、1週間で50%までの上限があります。
OpenCode Goを検討するときに押さえたい点は、以下のとおりです。
- Goは月10ドルでモデルごとに月15〜60ドル分、Go Plusは月40ドルで月60〜240ドル分
- Kimi K3やQwen3.8 Maxなど単価の高いモデルは、月の目安回数が1,000回に届かない
- OpenCodeのほか、Claude Code・Codex・Hermesなどでも動作確認が取れている
- ClaudeやGPTの上位モデルを使うなら、従量課金のZenか各社の有料プランを選ぶ
月額を抑えながら複数のモデルを試せることが、OpenCode Goを選ぶ最大の利点です。まずは月10ドルのGoを1か月契約し、コンソールで利用状況を見ながら、自分の作業に合うモデルと必要なプランを見極めましょう。



