Cursor CLIとは?使い方・料金とClaude Codeとの違いを解説

Cursorのエディタは使っているものの、ターミナルから動かせるCursor CLIが出たと聞いて、何が変わるのか気になっていないでしょうか。Claude CodeやCodex CLIとの違いが分からず、いまの環境に追加する意味があるのか判断しにくいはずです。
この記事では、Cursor CLIの概要・インストールとログイン・基本的な使い方・スラッシュコマンド・非対話モードでの自動化・便利な機能・料金・Claude CodeやCodex CLIとの違いを、Cursorの公式ドキュメントに沿って解説します。
記事を読めば、Cursor CLIを自分の環境に入れて、最初の作業まで進められる状態です。結論は、Cursorをすでに契約している人なら追加の準備なしで試せるため、まず変更を加えないAskモードで手元のプロジェクトを説明させるところから始めるのがおすすめです。
Cursor CLIとはターミナルでCursorのAIエージェントを使う機能
まず、Cursor CLIがどんな道具なのかを以下の4つで押さえます。
- ターミナルからAIエージェントと対話してコードを作成・変更できる
- 起動するコマンドはagent
- エディタと同じモデル・ルール・MCPの設定を使える
- スクリプトやCIから対話なしで実行できる
ターミナルからAIエージェントと対話してコードを作成・変更できる
Cursor CLIは、ターミナルから直接AIエージェントと対話して、コードの作成・確認・変更を行える機能です。CLIはCommand Line Interfaceの略で、文字で命令を入力して操作する方式を指します。
Cursorの公式ブログによると、エディタの中で使えていたCursor Agentを、Web・スマホ・Slackに続いてCLIでも使えるようにしたものです。エージェントは、ファイルの操作・検索・シェルコマンドの実行・Webへのアクセスに使える道具を持っています。
起動するコマンドはagent
Cursor CLIを起動するコマンドは「agent」です。ターミナルでagentと入力すると、対話型のセッションが始まります。
ベータ版のころの解説記事には、cursor-agentのコマンド名で紹介しているものがあります。現在の公式ドキュメントはすべてagentで説明しているため、古い記事の手順を試すときは読み替えてください。
エディタと同じモデル・ルール・MCPの設定を使える
Cursor CLIでは、/modelでモデルを切り替えられます。公式サイトには、Anthropic・OpenAI・Gemini・Cursorなどのモデルをすぐに利用できると書かれています。
ルールとMCPも、エディタと同じ設定をそのまま使う仕組みです。公式ドキュメントによると、CLIは.cursor/rulesのルールに加えて、プロジェクトのルートにあるAGENTS.mdとCLAUDE.mdも読み込んでルールとして適用します。
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スクリプトやCIから対話なしで実行できる
Cursor CLIには、人が対話しない非対話モードがあります。スクリプトやCIのパイプラインに組み込んで、コードのレビューやドキュメントの更新を自動で実行できます。
CIは、コードを変更するたびにテストなどを自動で走らせる仕組みです。公式ドキュメントには、GitHub Actionsで使うための設定例も載っています。
Cursor CLIのインストールとログインの手順
Cursor CLIを使い始めるまでの流れは以下の4ステップです。
- MacとLinuxはcurlの1行でインストールする
- WindowsはPowerShellでインストールする
- agent --versionで確認してPATHを設定する
- agent loginでCursorのアカウントにログインする
MacとLinuxはcurlの1行でインストールする
macOS・Linux・Windows上のWSLでは、ターミナルで次のコマンドを実行します。
curl https://cursor.com/install -fsS | bash
公式ドキュメントによると、Cursor CLIは既定で自動更新を試みます。手動で最新版にしたいときは、agent updateを実行してください。
WindowsはPowerShellでインストールする
Windowsでは、PowerShellで次のコマンドを実行します。
irm 'https://cursor.com/install?win32=true' | iex
WSLを使わないネイティブのWindowsにも対応しています。普段からWSLで開発している場合は、WSLのターミナルでcurlのコマンドを使う形です。
agent --versionで確認してPATHを設定する
インストールが終わったら、agent --versionを実行して動作を確かめます。コマンドが見つからない場合は、~/.local/binをPATHに追加してください。
PATHは、コマンドを探す場所をOSに教える設定です。公式ドキュメントには、bashとzshそれぞれの設定方法が載っています。
agent loginでCursorのアカウントにログインする
認証の方法は、ブラウザでのログインとAPIキーの2つです。普段の利用では、agent loginを実行してブラウザでCursorのアカウントにログインする方法が推奨されています。
ログインの状態はagent statusで確認でき、agent logoutで保存された認証情報を削除できます。スクリプトやCIでは、CursorのダッシュボードでAPIキーを作り、環境変数CURSOR_API_KEYに設定するのが基本です。
Cursor CLIの基本的な使い方
対話型のセッションでの基本操作は以下の5つです。
- プロジェクトのフォルダでagentを起動する
- Agent・Plan・Askの3つのモードを使い分ける
- @でファイルを指定して/summarizeで会話を整理する
- コマンドの実行はyとnで承認する
- agent resumeで前回の会話を再開する
プロジェクトのフォルダでagentを起動する
作業したいプロジェクトのフォルダへ移動して、agentと入力します。最初の指示を付けて起動することも可能です。
agent "認証の処理をJWTを使う形に書き換えて"
エージェントに目標を伝えると、変更を提案し、必要なコマンドの承認を求めてきます。公式ドキュメントは、最良の結果を得るために意図を明確に伝えることを勧めています。
Agent・Plan・Askの3つのモードを使い分ける
Cursor CLIには、エディタと同じ3つのモードがあります。
| モード | できること | 切り替え方 |
|---|---|---|
| Agent | すべての道具を使って作業する(既定) | 指定なし |
| Plan | コードを書く前に質問しながら進め方を設計する | Shift+Tab・/plan・--plan |
| Ask | 変更を加えずにコードを調べて答える | /ask・--mode=ask |
初めて触るプロジェクトでは、Askモードで構成を説明させると安全です。大きな変更を頼む前は、Planモードで方針を固めてから実装に進みます。
@でファイルを指定して/summarizeで会話を整理する
入力欄で@を使うと、エージェントに読ませるファイルやフォルダを選べます。関係するファイルを明示すると、的外れな変更を減らせます。
会話が長くなったときに使うのは、会話を要約して文脈の空きを作る/summarizeです。まったく別の作業に移るときは、/clearで新しいセッションを始めてください。
コマンドの実行はyとnで承認する
対話型のセッションでは、ターミナルのコマンドを実行する前に、承認(y)か拒否(n)を求められます。何を実行しようとしているかを確かめてから承認できます。
ファイルの変更を確認するショートカットは、Ctrl+Rです。確認の画面でiを押すと、追加の指示を送れます。
agent resumeで前回の会話を再開する
以前の会話は、あとから再開できます。agent resumeで最新の会話を再開し、agent lsで過去の会話の一覧から選べます。
前のセッションを続行する--continueと、会話のIDを指定して再開する--resumeも、起動時に使えるオプションです。
よく使うスラッシュコマンドとショートカット
対話中によく使うスラッシュコマンドは、以下の表のとおりです。
| コマンド | できること |
|---|---|
| /model | モデルを選ぶ |
| /plan | Planモードに切り替える |
| /ask | Askモードに切り替える |
| /clear | 新しいチャットを始める |
| /resume | 最近のチャットを開いて再開する |
| /summarize | 会話を要約して文脈を減らす |
| /rewind | 前のメッセージに戻る |
| /update | Cursor Agentを最新版に更新する |
覚えておくと便利な操作は以下の3つです。
- /modelで作業に合うモデルに切り替える
- 改行はShift+EnterかCtrl+Jを使う
- 終了はCtrl+Dを2回押す
/modelで作業に合うモデルに切り替える
/modelを実行すると、使えるモデルの一覧から選べます。起動時に--modelでモデルを指定することも可能です。
使えるモデルは、--list-modelsのオプションでも確認できます。複数の会社のモデルを1つのCLIで切り替えられる点は、Cursor CLIの特徴です。
改行はShift+EnterかCtrl+Jを使う
入力欄でEnterを押すと送信されるため、複数行の指示を書くときは改行の操作が必要です。Shift+Enterは、iTerm2・Ghostty・Kitty・Warp・Zedで使えます。
Ctrl+Jは、すべてのターミナルで使える改行の方法です。tmuxを使っている場合は、Ctrl+Jを使うよう公式ドキュメントに書かれています。
終了はCtrl+Dを2回押す
Cursor CLIを終了するには、Ctrl+Dを2回押します。上矢印キーを押すと、以前に送ったメッセージを順に呼び出せます。
Shift+Tabは、Agent・Plan・Askのモードを順に切り替えるショートカットです。
非対話モードで作業を自動化する方法
非対話モードの使い方は以下の4つです。
- agent -pで指示を実行して結果を出力する
- ファイルを変更するには--forceを付ける
- --output-formatで出力の形式を選ぶ
- GitHub Actionsでは権限を絞って使う
agent -pで指示を実行して結果を出力する
-p(--print)を付けると、エージェントを対話なしで呼び出し、結果をコンソールに出力します。スクリプトやCIのパイプラインに組み込むための使い方です。
agent -p "このコードベースが何をするものか説明して"
プロンプトにファイルのパスを含めれば、エージェントがそのファイルを読み取ります。画像のパスを書いて、画面のスクリーンショットを分析させることも可能です。
ファイルを変更するには--forceを付ける
公式ドキュメントによると、非対話モードで--forceを付けない場合、変更は提案されるだけでファイルには適用されません。実際にファイルを書き換えさせるには、-pと--forceを組み合わせます。
--forceを付けると、確認なしでエージェントがファイルを直接変更します。最初は--forceなしで結果を確かめ、問題がないと分かってから付けるのが安全です。
--output-formatで出力の形式を選ぶ
--output-formatには、text・json・stream-jsonを指定できます。既定のtextは最終的な回答だけを出力し、jsonはスクリプトで読み取りやすい構造化された出力を返します。
stream-jsonを使うと、処理の進み具合をメッセージ単位で受け取れます。長い処理の途中経過を画面に表示したい場合に向いています。
GitHub Actionsでは権限を絞って使う
GitHub Actionsでは、Cursor CLIをインストールする手順と、APIキーを環境変数で渡して実行する手順を書きます。APIキーはGitHubのシークレットに保存してください。
公式ドキュメントは、本番のCIでは権限の設定と組み合わせて、エージェントの操作を制限する方法を勧めています。ブランチの作成やプッシュなどの重要な操作は、エージェントではなくワークフローの別のステップで行う形です。権限は.cursor/cli.jsonなどで、許可するコマンドやファイルの範囲を指定できます。
Cursor CLIの便利な機能
知っておくと作業の幅が広がる機能は以下の4つです。
- &を付けてCloud Agentに作業を引き継ぐ
- --worktreeで作業用の別フォルダを作って並行で進める
- MCPで外部のツールとつなぐ
- サンドボックスと権限設定で実行の範囲を制御する
&を付けてCloud Agentに作業を引き継ぐ
メッセージの先頭に&を付けて送ると、会話をクラウドのCloud Agentに引き継げます。席を離れている間もクラウドで処理が続きます。
引き継いだ作業の確認と再開は、Webやスマホでcursor.com/agentsを開いて行う形です。
--worktreeで作業用の別フォルダを作って並行で進める
-wまたは--worktreeを付けて起動すると、いまの作業フォルダを直接編集せず、新しいGit worktreeでエージェントを動かせます。worktreeは、同じリポジトリの作業フォルダを別の場所にもう1つ作るGitの機能です。
手元の作業を止めずに、別の修正をエージェントに任せられます。
git worktreeとは?使い方とAIエージェントを並列で動かす方法
MCPで外部のツールとつなぐ
Cursor CLIは、MCPサーバーに対応しています。MCPの設定はエディタと共通で、設定したサーバーはエディタとCLIのどちらでも使えます。
設定済みのサーバーの一覧を確認するコマンドは、agent mcp listです。
サンドボックスと権限設定で実行の範囲を制御する
/sandboxまたは--sandboxで、コマンドの実行をサンドボックスの中に限定するかを設定できます。サンドボックスは、コマンドがアクセスできる範囲を制限して動かす仕組みです。
権限の設定では、Shell(git)のようにコマンドを指定したり、Read(.env*)のように読ませたくないファイルを指定したりできます。管理者権限が必要なコマンドでは、パスワードの入力欄が表示され、パスワードはAIのモデルには渡りません。
Cursor CLIの料金
Cursorの公式料金ページの個人・チーム向けプランは、以下の表のとおりです(2026年10月4日時点)。
| プラン | 月額 | 主な内容 |
|---|---|---|
| Hobby | 無料 | 制限付きのエージェントリクエスト |
| Pro | 20ドル | エージェントの利用上限を拡張・MCP・クラウドエージェント |
| Teams | 1人40ドル | チームの請求と管理・利用状況の分析・SSO |
| 企業 | 個別見積もり | 使用量のプール・監査ログ・SCIM |
料金について押さえたい点は以下の3つです。
- CLIだけの料金プランは用意されていない
- 使った分はプランに含まれる使用量から消費される
- 自動化で使うときは使用量の増え方に注意する
CLIだけの料金プランは用意されていない
Cursorの料金ページには、CLI専用の料金プランは載っていません。Cursorのアカウントでログインして使う機能のため、契約しているプランの範囲で利用します。
すでにCursorを契約している人は、追加の契約なしで試せます。
使った分はプランに含まれる使用量から消費される
料金ページによると、すべてのプランには一定量のモデルの使用量が含まれています。含まれる量を使い切った後も使い続ける場合は、オンデマンドの使用として後払いで請求されます。
料金ページの案内では、日常的にエージェントを使う人向けがPro+、ヘビーユーザー向けがUltraです。
自動化で使うときは使用量の増え方に注意する
非対話モードをスクリプトやCIに組み込むと、人が操作しなくても使用量が増えていきます。繰り返し実行する処理では、実行の回数と対象のファイルを絞って始めましょう。
チームで使う場合は、管理者のダッシュボードで使用状況を確認できます。
Claude Code CLI・Codex CLIとの違い
ターミナルで動く代表的なAIエージェントを各社の公式情報で比べると、以下の表のとおりです。
| 項目 | Cursor CLI | Claude Code CLI | Codex CLI |
|---|---|---|---|
| 提供元 | Cursor | Anthropic | OpenAI |
| 起動コマンド | agent | claude | codex |
| 使えるモデル | 複数社のモデルから選ぶ | Claudeのモデル | OpenAIのモデル |
| 無料での利用 | Hobbyで制限付き | 不可(Pro以上) | 公式料金表ではPlus以上が対象 |
| 読み込む指示ファイル | .cursor/rules・AGENTS.md・CLAUDE.md | CLAUDE.md・AGENTS.md | AGENTS.md |
違いと選び方のポイントは以下の3つです。
- Cursor CLIは複数社のモデルを切り替えられる
- Cursorのエディタを使っている人は設定をそのまま生かせる
- すでに契約しているサービスのCLIから試す
Cursor CLIは複数社のモデルを切り替えられる
Cursor CLIの特徴は、1つのCLIの中でAnthropic・OpenAI・Geminiなどのモデルを選べる点です。作業の内容に合わせて、/modelでモデルを切り替えられます。
Claude Code CLIはClaudeのモデル、Codex CLIはOpenAIのモデルを使います。特定のモデルに決めずに比べながら使いたい人には、Cursor CLIが有力な選択肢です。
Cursorのエディタを使っている人は設定をそのまま生かせる
Cursor CLIは、エディタと同じルール・MCP・モードを使います。エディタで整えた設定を、ターミナルやCIでもそのまま生かせます。
AGENTS.mdやCLAUDE.mdも読み込むため、Claude CodeやCodex向けに書いた指示のファイルがあるプロジェクトでもすぐに使い始められる点が利点です。
Claude CodeとCursorの違いを比較!料金・選び方と併用方法を解説
すでに契約しているサービスのCLIから試す
どのCLIも、基本の使い方は似ています。Cursorの契約者はCursor CLI・Claudeの契約者はClaude Code CLI・ChatGPTの契約者はCodex CLIから試すと、追加の費用をかけずに比べられます。
Claude Code CLIとは?インストールから使い方・コマンドまで解説
Cursor CLIのよくある質問
Cursor CLIについてよく出る疑問への回答は以下の4つです。
- Cursor CLIは無料で使えますか?
- Cursorのエディタを入れていなくても使えますか?
- Windowsでも使えますか?
- cursor-agentとagentはどちらのコマンドを使えばいいですか?
Cursor CLIは無料で使えますか?
無料のHobbyプランには、制限付きのエージェントリクエストが含まれています。本格的に使う場合は、エージェントの利用上限が広がる月20ドルのPro以上が目安です。
CLI専用の料金はなく、使うのは契約しているプランに含まれる使用量です。
Cursorのエディタを入れていなくても使えますか?
Cursor CLIは、エディタとは別に1行のコマンドでインストールできます。公式サイトは、普段使っている開発ソフトの中のターミナルでも使えると案内しています。
利用にはCursorのアカウントでのログインか、APIキーの設定が必要です。
Windowsでも使えますか?
使えます。PowerShellでインストール用のコマンドを実行すれば、ネイティブのWindowsに入れられます。WSLを使っている場合のインストールは、macOSやLinuxと同じcurlのコマンドです。
cursor-agentとagentはどちらのコマンドを使えばいいですか?
現在の公式ドキュメントは、agentコマンドで説明しています。インストール後にagent --versionを実行して、バージョンが表示されることを確かめてください。
古い解説記事の手順でcursor-agentと書かれている箇所は、agentに読み替えて試します。
Cursor CLIはまずAskモードでプロジェクトを説明させてみましょう
Cursor CLIは、ターミナルからCursorのAIエージェントを使える機能です。起動のコマンドはagentで、エディタと同じモデル・ルール・MCPの設定を使えます。非対話モードを使えば、スクリプトやGitHub Actionsから作業を自動化できます。
CLI専用の料金はなく、使うのはCursorのプランに含まれる使用量です。まずは1行のコマンドでインストールし、手元のプロジェクトでAskモードを使って構成を説明させるところから試してみましょう。



