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Codexとは?読み方や旧モデルとの違い・できることまで徹底解説!

中島大介(なかじ)読了時間 約16分
Codexとは何かを解説するアイキャッチバナー

現在のCodexは、OpenAIが提供するコーディングエージェントです。2021年のコード生成モデルと同じ名前ですが、指すものは変わっています。コードを出力するだけでなく、ファイルの調査や修正・コマンド実行まで任せられる製品です。古い記事の説明をそのまま読むと、使える場所や機能を取り違える点に注意が必要です。

この記事では、Codexの読み方と意味・旧モデルとの違い・できること・利用条件を解説します。記事を読めば、自分の仕事に合う使い方と始める場所を整理できます。開発を任せる際は、依頼する作業と変更を確認する方法を決め、小さなタスクから試しましょう。

Codexとは【読み方と現在の意味】

Codexの言葉としての基本は以下のとおりです。

  • Codexの読み方はコーデックス
  • 現在のCodexはOpenAIのコーディングエージェントを指す
  • 2021年の旧Codexモデルとは指すものが違う

Codexの読み方はコーデックス

Codexはコーデックスと読みます。もともとは古い時代の書物や写本を指すラテン語由来の英単語で、ゲーム内の用語集や設定資料集の名前としても使われてきた言葉です。

検索結果には、食品規格やゲーム関連など別分野の情報が混ざる場合もあります。本記事で扱うのは、OpenAIの開発支援製品です。

現在のCodexはOpenAIのコーディングエージェントを指す

現在のCodexは、OpenAIが提供するコーディングエージェントです。公式の開発者ドキュメントでは、Codex CLI・IDE拡張・クラウド自動化で開発を高速化するツールと位置づけられています。

コーディングエージェントは、指示を出すとAIが自分で手を動かす仕組みを指す言葉です。ファイルの調査・コードの書き換え・動作確認までをAIが順に進めます。作業のまとまりごと任せられる点が特徴です。Codex CLIの機能

AIの提案を採用する前に、変更内容とテスト結果を確認する工程は残ります。

2021年の旧Codexモデルとは指すものが違う

Codexの名前は、2021年に登場したコード生成モデルにも使われていました。OpenAIの廃止情報の「2023-03-20: Codex models」には、code-davinci-002などの廃止日が2023年3月23日と記載されています。

現在のCodexは、この旧モデルではなく、2025年以降に展開されているコーディングエージェントのサービスを指します。GitHub Copilotの基盤モデルとしてCodexを紹介する2021年当時の説明と、現在の製品としてのCodexは区別が必要です。検索で見つけた解説が新旧どちらの話かは、公開日と「エージェント」の記述の有無で見分けられます。

Codexにできること

現在のCodexにできる作業は以下のとおりです。

  • コードの調査・修正・自動化を任せられる
  • 複数の作業を並列で進められる
  • コード以外の文書やデータの作業にも使える
  • 定期実行や画面操作へ機能が広がっている

コードの調査・修正・自動化を任せられる

公式ドキュメントによると、Codex CLIの用途はコードの調査・変更・コマンド実行・繰り返し作業の自動化をターミナルを離れずに行うことです。バグの原因調査から修正、テストの実行までを、日本語の指示から進められる形です。

日常の操作を支える機能も公式ドキュメントに記載されています。途中で中断した作業はcodex resumeコマンドで再開でき、画像を渡しての相談や、Web検索を併用した調査のオプションも用意されています。外部ツールと接続するMCPの仕組みも、公式サポートの対象です。

Codex MCPとは?mcp addとconfig.tomlの設定方法を解説

複数の作業を並列で進められる

Codexにはクラウド実行の仕組みがあり、タスクを隔離されたクラウド環境で走らせられます。公式ドキュメントによると、複数のタスクの並列実行が可能です。作業の開始はWeb・GitHub・GitLab・Linear・Slackからも行えます。GitLab連携はベータ提供です。

変更内容をレビューした後に、追加の修正やプルリクエストの作成まで依頼できます。自分のパソコンを占有せずに、複数の作業を同時に任せられる点がクラウド実行の利点です。Codex Cloudの使い方

コード以外の文書やデータの作業にも使える

Codexはファイルを読み書きできるため、コード以外の文書やデータの整理にも応用できます。例えば、開発用の手順書を更新する作業や、集計用のスクリプトを作ってCSVを加工する依頼です。意思決定メモの作成やスプレッドシートの統合なども、扱うファイルと利用可能なツールに応じた応用例になります。保存場所や出力形式を指定すると、成果物を確認しやすくなります。

現在のクイックスタートでは、調査や文書・スライド・表計算などの成果物作成にはChatGPT Work、コードベースと開発ツールを使う作業にはCodexを選ぶ案内です。非開発の作業を始めたい場合は、ChatGPT Workも選択肢になります。

定期実行や画面操作へ機能が広がっている

Codexの機能は、コーディングの外側へも拡大中です。公式ドキュメントによると、決まった作業を決まった時刻に自動で走らせるスケジュール実行(Automations)が用意されており、日次のレポート作成のような定期作業を任せられます。デスクトップでローカルファイルを使う定期作業では、パソコンの電源とアプリの起動が必要です。CLIとIDE拡張には定期実行の管理画面がないため、作成や管理にはWebまたはデスクトップアプリを使います。定期実行の条件

繰り返し使う手順を登録するスキルと、スキルや接続をまとめたプラグインも提供機能です。

画面を見てクリックや入力を行うコンピュータ操作(Computer Use)にも対応しています。公式の更新履歴によると、展開時期はmacOSが2026年4月・Windowsが2026年5月です。「コードを書くAI」から「パソコン上の作業を広く任せられるAI」へ、役割が広がり続けている点は押さえておきたい変化です。

Codexが使える場所【CLI・IDE・アプリ・クラウド】

Codexの入り口は複数用意されています。

  • ターミナルで使うCodex CLI
  • エディタに組み込むIDE拡張
  • ChatGPTアプリの中のCodexとクラウド実行

ターミナルで使うCodex CLI

Codex CLIは、ターミナルから使う形態です。npmを使う環境では「npm install -g @openai/codex」で導入できます。HomebrewやOS別のインストールコマンドも公式に案内されているため、普段使う環境に合わせて選びましょう。

インストール後に「codex」を起動し、ChatGPTアカウントでサインインします。APIキーでの利用も可能ですが、利用料金や対応機能はChatGPTログインの場合と異なる点に注意が必要です。初めて試す場合は、作業用フォルダを用意し、編集前に内容を説明してもらうところから始められます。

Codexの基本的な使い方

エディタに組み込むIDE拡張

普段のコードエディタの中でCodexを使うためのIDE拡張も公式に提供されています。VS Code・VS Code Insiders・Cursor・WindsurfではCodex拡張を使います。XcodeとJetBrains系IDEにも連携がありますが、同じ拡張を入れる方式ではなく、各IDEの統合機能から利用する形です。IDEごとの導入方法

エディタで開いているファイルの文脈を踏まえて依頼できるため、開発作業の途中で使うにはIDE拡張が便利な入り口になります。

VS CodeでCodexを使う方法

ChatGPTアプリの中のCodexとクラウド実行

アプリで使いたい場合は、ChatGPTのデスクトップアプリが入り口です。公式の更新履歴によると、単独で提供されていたCodexアプリは2026年7月9日にmacOSとWindows向けのChatGPTデスクトップアプリへ統合され、現在はChatGPTアプリの中でCodexを選んで使います。現行クイックスタートではLinux版のデスクトップアプリも案内されています。古い解説にある「Codexアプリを入れる」という手順は、この統合前の情報です。

ブラウザやGitHubなどから開始するクラウド実行と合わせると、入り口はCLI・IDE拡張・ChatGPTアプリ・クラウドの4系統です。同じCodexを、作業のスタイルに合わせた場所から使える構成になっています。

Codexを使うのに必要なもの

利用開始の条件はシンプルです。

  • 無料を含む全ChatGPTプランで使える
  • 使えるモデルは契約と利用環境で変わる

無料を含む全ChatGPTプランで使える

公式料金ページでは、CodexはChatGPTのFree・Go・Plus・Pro・Business・Edu・Enterpriseの各プランに含まれると記載されています。無料プランでも、簡単なコーディングタスクでCodexの機能を試せる位置づけです。

使用量の上限はプランとモデル、タスクの長さによって異なります。同じ依頼数でも、大きなコードベースの調査や長時間の実行では消費量が増えるため、メッセージ数だけで判断しないことが必要です。追加クレジットの利用可否も、契約プランに合わせて確認しましょう。ChatGPTアカウントを持っていれば、無料枠から試せます。

Codexの料金と利用枠

使えるモデルは契約と利用環境で変わる

Codexで利用するモデルは、契約プラン・ログイン方法・配信状況・利用するアプリや拡張によって異なります。現行の推奨モデル一覧には、GPT-6 AstraとGPT-5.6系のSol・Terra・Lunaが掲載されています。全プランで同じモデルを選べるわけではありません。

モデル選びでは、複雑な作業をまとめて任せたいか、繰り返す軽い作業の速さや消費量を重視するかを考えます。公式の位置づけでは、Astraは複数段階の難しい作業向けです。Solは複雑な作業、Terraは日常業務、Lunaは明確で反復的な作業に向きます。まずはアカウントで利用できる既定の設定で試し、結果と消費量を見て調整しましょう。

GPT-5.3-Codex SparkはPro向けのリサーチプレビューです。旧世代のGPT-5.4とGPT-5.4 miniは、2026年8月31日にCodexでの提供を終了しました。過去の記事に書かれたモデル名をそのまま設定せず、現在の選択画面を確認することが必要です。

Codexの安全性の仕組み

AIに作業を任せる際の安全設計は以下のとおりです。

  • サンドボックスと承認の二層で制御される
  • クラウド版は隔離されたコンテナで動く

サンドボックスと承認の二層で制御される

公式ドキュメントは、Codexのセキュリティ制御を「連携して働く2つの層」と説明しています。1つはサンドボックスで、技術的に何ができるかをOSレベルで制限する仕組みです。もう1つは承認ポリシーで、制限の外に出る操作の前にユーザーへ確認するかどうかを決めます。

ローカルのデフォルト設定は、ネットワークアクセスなし・書き込みは作業中のワークスペースのみです。ただし、権限やネットワークの設定は変更できるため、既定値の説明だけで現在の環境を判断することはできません。作業前に、許可しているフォルダ・接続先・承認条件を確認しましょう。

承認を省略する設定と、サンドボックスの制限を外す設定は別です。承認ポリシーで「確認しない」を選んでも、それだけで書き込み可能な範囲が広がるわけではありません。承認とセキュリティの公式説明

クラウド版は隔離されたコンテナで動く

クラウド実行のタスクが動くのは、OpenAIが管理する隔離されたコンテナの中です。ホストシステムや無関係のデータへのアクセスを防ぐ構造と公式に説明されています。

実行は環境準備とエージェントの作業の二段階です。準備中はネットワークを使えますが、作業段階では標準でオフラインになります。クラウド環境にシークレットとして設定した値は準備段階だけで使え、エージェントの作業が始まる前に取り除かれます。これは、リポジトリのファイルや指示に書いたパスワードまで自動で消す意味ではありません。

クラウド環境の設定で作業段階のインターネット接続を有効にすることも可能です。外部通信を許可する場合は、接続が必要な用途と送信してよい情報を確認しましょう。

Codexに関するよくある質問

Codexを調べるときによくある疑問をまとめました。

  • ChatGPTとCodexは何が違いますか?
  • Codexは無料で使えますか?
  • プログラミングの知識がなくても使えますか?

ChatGPTとCodexは何が違いますか?

ChatGPTはサービス全体の名称で、その中に会話向けのChatや、調査・分析・成果物作成に使うChatGPT Workなどがあります。Codexは、コードベースや開発ツールを使うソフトウェア開発向けのエージェントです。デスクトップアプリでは用途に応じて切り替えられます。

ChatGPT Workもファイルやツールを使って作業するため、「ChatGPTは会話だけ、Codexだけが作業する」と分けると不正確です。コードの調査や修正を中心に進めるならCodex、一般的な調査や資料作成ならChatGPT Workが、公式クイックスタートに沿う選び方になります。

Codexは無料で使えますか?

使えます。ただし無料枠は簡単なコーディングタスク向けで、使用量の上限は有料プランより小さく、画像生成のように対象外の機能もある点に注意が必要です。

必要な機能や利用量が無料枠を超える場合は、有料プランやAPIの従量課金を比較します。プランと機能の対応

プログラミングの知識がなくても使えますか?

指示は普通の文章で出せるため、操作を始めること自体に知識は必須ではありません。ただし、コードの内容を理解できないまま変更を採用すると、不具合や意図しない動作を見逃すおそれがあります。

一方で、Codexが行った変更を承認するかの判断は利用者に残ります。コードに関わる作業では、内容を確認できる人と組み合わせて使うのが安全な進め方です。

Codexとは何かを押さえたら無料プランから試してみましょう

現在のCodexは、OpenAIが提供するコーディングエージェントです。読み方はコーデックスで、2023年に廃止された2021年世代のコード生成モデルとは指すものが違います。コードの調査・修正・自動化に加えて、文書やデータの作業・スケジュール実行・画面操作まで任せられます。入り口はCLI・IDE拡張・ChatGPTアプリ・クラウドの4系統です。

利用は無料を含む全ChatGPTプランに含まれますが、利用枠と機能は異なります。作業を任せる前に、サンドボックスの許可範囲と承認条件を確認することが必要です。まずは手元のChatGPTアカウントで、小さな作業から任せて感触を確かめてみましょう。

この記事の監修者

中島大介(なかじ)

中島大介(なかじ)

株式会社メリル 代表取締役 / 記事監修

株式会社メリル代表取締役。SEO歴20年以上。最新AIやセキュリティについて発信するYouTube「ウェブ職TV」は登録者15万人以上。著書「ChatGPT & Copilotの教科書」は10万部突破!

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